「エカテリーナ宮殿」の装飾のこと

  • 「緑の食堂」

 いろんな部屋がある。
立派な「階段室」
絢爛豪華な 「大広間」
「玉座の間」
そして装飾もいろいろ変化する。
ロシア・ゴシック様式から古代ローマ様式まで幅広い。
 基本的にコテコテの部屋が続く。
中で、突如さっぱり系が出てくる。
ここもその1つ。
素朴な装飾に、素朴な調度品。
豪華な御殿では異色。
 「エカテリーナ1世」は農民の娘だった。
孝行娘の「エリザヴェータ」が配慮したかも・・・。

”きっと母なら、こんなダイニングが好みだわ・・・。”

みたいな・・・。
こんなとこに娘の気持ちが表れてるのかも・・・。

  • 連携

 何ってったって、世界遺産
サンクトペテルブルク」観光の目玉の1つ。
大切にされてる。
当然、復元された部屋も調度品も保護されてる。

【Don't touch!】

に決まってんじゃん。
 「マリア」さんも念のために注意してた。
でも、聞いちゃいない。
そんなん、知ったこっちゃないんである。

「あら、この花瓶ステキじゃな〜い・・・」

ところ構わず触りまくる。
その度に、係員がふっ飛んで来る。
 宮殿内に連絡網があるらしい。
係員同士が連携を取ってる。
にわかに係員の動きが激しくなった。
各部屋の立ち入り制限のロープをいごかしてる。
明らかに壁からロープを遠ざけてる。
触れないように・・・。

「急げっ!無法者軍団が押し寄せて来るわっ!」

恐るべし、要介護軍団っ!