珍客のこと
- 謁見
この話も、今回のツアーで初めて知った。
”「エカテリーナ2世」に謁見した日本人がいた!”
へ?
18世紀に・・・?
日本は鎖国時代だんべ・・・。
謁見の場所は、この「大広間」だった。
1791年の事だったそうな。
その日本人は「エカテリーナ2世」に懇願した。
「お願えでごぜえますだ。このあっしを、何とかクニに帰らせてやっちゃあ頂けやせんでやしょうか?後生ですだっ!」
そりゃ、「エカテリーナ2世」もびっくらしたべな・・・。
”何じゃ、こいつぁ〜?”
でも、さすがは辣腕女帝。
翌1792年にこの日本人を帰国させた。
「ラクスマン」っていうコブつきで・・・。
- 大黒屋
この日本人の名前は、
「大黒屋光太夫」
っと言ったそうな。
元々は船頭。
伊勢の国白子港を拠点としてた。
1782年、嵐にあってアリューシャン列島に流された。
ここから、9年間の苦難の旅が始まる。
”極東から、「サンクトペテルブルク」まで・・・。”
っぴゃ〜っ!
ヒコーキも何も無い時代じゃん。
そりゃ、時間はかかるべ。
9年なんて、早い方かも・・・。
- 通商
「ラクスマン」も数奇な運命だった。
彼の父親はシベリアで学術調査をしてた。
そこで漂着した「大黒屋光太夫」と知り合った。
たまたまだんべな・・・。
んで、彼が「エカテリーナ2世」との謁見をセット。
いいヒトだったんだべな・・・。
「大黒屋光太夫」は帰国出来る事になった。
でも、タダじゃあ帰さない。
女帝は考えた。
”これをキッカケに、日本と貿易をしちゃるっ!”
父親の縁で「ラクスマン」が選ばれた。
彼は「遣日大使」になった。
日本に通商を求めた。
そして遂にやった。
【長崎への入港許可証】ゲットっ!