街の名前のこと
「マリア」さん、絶好調。
文化都市「サンクトペテルブルク」を自負してる。
言葉の端々に誇りを感じる。
きっと自慢の街なんだべな。
ソ連が崩壊した時、議論が持ち上がったそうな。
”街の名前をどーする?”
「ペレストロイカ」の真っ最中。
いろんな過激な意見もあったらしい。
「世界でも珍しい方法で、この街の名前が決まりましたっ!さて、何でしょっ!」
そ!
それが住民投票。
投票の結果、60%の市民が「復古」を希望。
「レニングラード」は落選。
「ゴルビーグラード」って案があったかどうか知らない。
でも、こうして決まった街の名前。
【Санкт Петербург】(サンクトペテルブルク)
「マリア」さん、鼻高々。
- 革新
道のりは決して平坦じゃなかった。
膨大な農奴の犠牲があった。
でも、単なる犠牲に終わらなかった。
「サンクトペテルブルク」は文化都市だった。
文化人の集まる街になったらしい。
すぐに「農奴反対」の声が上がった。
以来、多くの革命が起こった。
ロシアが近代国家ヅラ出来るようになったのは、このお陰。
革命の舞台は全て「サンクトペテルブルク」だったそうな。
- 1825年 「デカブリストの乱」
- 1870年 「ナロードニキの革命」
- 1905年 「ロシア第一革命」
- 1917年 「2月革命」
- 1917年 「10月革命」
そーゆー土壌なんですよ。
ってな事らしい。
革新の源。
今日のロシアを造った「文化人」の街。
【Санкт Петербург】(サンクトペテルブルク)は、ロシアの近代化の原動力になった街っ!