モスクワの最後の晩餐のことⅣ

  • メニュー

 内容は良かった。
実は今までで最高の料理だった。
サービスは最悪だったけど・・・。
【ローストビーフ】
 前菜は「ローストビーフ」
これが上等だった。
見るからに美味そうな・・・。
実際、美味かった。
もっと早く、ビール持って来いやっ!
【スズキのチーズ焼き・ピラフ添え】
 これは日本人を意識したメニューかな・・・?
イケてた。
かなり美味かった。
塩加減もちょうどいい。
 そこへ、隣のテーブルから醤油が届いた。

「ん?どっかで見た事がある醤油じゃん」

見ると、昼メシん時の姉妹だった。

「醤油の方がイケるよっ!ビールのつまみに最高じゃない?」

気持ちが有り難てえじゃあ〜りませんかっ!
ロシアパンケーキ】
 例の家庭の味ってヤツですな。
確かに前に喰ったのとはぜんぜん違った。
今日のはお店仕様ってゆ〜かあ、上品だった。
家庭の味って感じじゃなかった。
【コーヒー】
 ま、これはしゃ〜ない。
文化の違いだから・・・。
 料理だけを評価したら、結構点数高いべ。

【☆ 2つ半はイケるなっ!】

  • サービス

 またまた「久美」さんの小冊子を思い出した。
サービスは期待しない。
実際、予想以上にひでえモンだった。

「特にホテルのレストランがひでえっ!」

っと小冊子に書いてあった。
 ホテル従業員は国営時代の残党が多い。
ニンゲン、一朝一夕に習慣を変えられるモンじゃない。
ってな理屈だった。
 ここは何だべ?
多分、今までのレストランの中でも最っ低ランクだんべ。
レストランの造りがでかくってホテルっぽい。
何か、そっち系統の流れなんだべか・・・?