「Суздаль」(スーズダリ)の昼メシのこと

  • ログハウス

 今日のレストランは本格的ログハウス。
多分、モノホン。
観光用のゼネコン仕様とはちょと違う。
荒削りな大木を組合わせた壁がそのまま。
すき間にはウールが詰めてあった。

「何か、雰囲気あるじゃんっ!」

 せっかくのいい雰囲気。
テーブルもいい雰囲気にしなくっちゃ!
ゆっくりと店に入って、状況を判断してから席を決める。
あんまり遅過ぎると選択肢がなくなる。
でも、あんまり早過ぎても選択肢がなくなるんである。
さすがに学習機能付き。
同じ蹉跌はゴメンだし・・・。

  • 姉妹

 同席したのが、女性2人連れ。
さっぱりしたキレのいい女性達だった。
嫁さんは前からマークしてたらしい。

「ご姉妹ですか?」

いきなり突っ込むとこが嫁さんらしい。
 2人、ちょっと顔を見合わせる。

「そんな風に見える?実はそーなんだけど・・・」

タイプはまったく正反対なんだそうな。
でも、当てられてマンザラでもないみたいな・・・。
 思えば、姉妹連れって多い。
たいがい後家さん。

「ついこないだ、看取ったのよ・・・」

っとか言ってるケースも多い。
やっぱ、70歳過ぎても元気なのは女性か・・・。

  • 醤油

 この2人連れ、なかなか面白い。
いきなりテーブルに、ビニール袋を取り出した。
中に醤油の小袋がびっしり。
あの、折寿司とかについてる例のヤツ。

「わおっ!すんごいですねえ〜っ!」

 へっ、へっ、へっと笑った。

「やっぱ、ニッポンジンは醤油に限るわよ。どんどん使ってっ!」

 実は我が家も醤油は持ってった。
ポーチの中に忍ばせてあった。
でも、言えない。

「わ、有難うございま〜すっ!やっぱ、日本人は醤油ですよねえっ!」

職業病だベか・・・?