「Владимир」(ウラジーミル)郊外のこと

  • 「ポクロフ・ナ・ネルリ教会」

 「ウラジーミル」の北東約10km。
”大草原の小さな教会”ってな雰囲気で建ってる。
「ネルリ川」近くの小さな湖に面しているそうな。
この教会、賛辞が沢山あるらしい。

    1. ロシアの心
    2. 湖上の白鳥
    3. 石に凝結した詩

 バスを降りて、しばし歩く。
何の変哲もない道路っ端に観光バスがうようよ。
毛唐の観光ツアーが大半。
何となく生気の欠けた顔付きの若い衆が多くて気になった。
風体もだらしが無いし、ゴミは投げ放題。
やっぱ、この辺りには他に観光地が無いんだべな。

  • 「ボゴリューボヴァ駅」

 田舎の景色が何ともいい。
通り道の民家もとっても味わいがある。
いくら写真を撮っても飽きない。
やがて「シベリア鉄道」の線路を横切る。
そこに駅があった。
 「ボゴリューボヴァ駅」
覚えられんないし・・・。
ここから教会まで、徒歩15分だという。

「ちょうどいいじゃん。こんな気持ちのいい草原の散策が出来て・・・」

 っと思ったら裏切られた。
草原の入り口に展望台もどきが造ってある・・・。

「時間の関係で、ここからの写真撮影だけでお願いしま〜す」

何じゃ、そりゃあ〜!

  • 時間

 ”時間がない”なんて聞きたくないっ!
往復30分歩けば行けるじゃんか・・・。
もう2度と来る事あないんだから・・・。
 今度のツアーは、ずいぶん時間を捨てた気がする。
ツアー料金は決して安いとは思わない。
仮に8日間で36万円だったとする。
実質的な観光は6日間。
なので、1日あたり6万円なんである。
1日の観光とメシで10時間とする。
1時間あたり6千円なんである。
 「赤の広場」で行方不明になった4匹。
30分以上待たされて、教会内部観光打ち切りになった。

「30分=3,000円」×36人=108,000円

もったいないなあ・・・。
 全体的に、時間のロスが多かった。
それも、人為的なロス。

【行方不明者待機時間】
【集合時間遅刻者待機時間】
【買い物没頭者待機時間】
【土産物屋用済み後待機時間】

ずいぶん捨てたなあ・・・。