「セルギエフ・ポサード」のことⅡ

  • 「Посад」(ポサード)2

 町としての努力もしてる。
「手作りマトリョーシカ」が有名なんだとか。
修道院の周りには土産物の商店街が出来てた。
露天商もたくさん集まってる。
観光産業で喰おうって事だんべな・・・。
 何故か、物乞いがやたらに多い。
何となく修道僧っぽい風体だったりする。
どうも、うがうがしちゃうなあ・・・。
家に帰るとDVDか何か観ながら、ウォッカ煽ってたりして・・・。

「今日の日本人どもはよ〜、しみったれが多くってさあ・・・」

っとか言ってんじゃあんめな・・・。

  • 有料トイレ

 「ナターシャ」さんの案内で一同トイレへ。
この後、トイレが無いとか言われると行かざるを得ないべ。
しっかり10ルーブル(約50円)取られる。
チップトイレとは訳が違う。
ちゃんと集金係が張ってるんである。
このヒトの人件費はどーなってるんだべ・・・?
 その割りにひでえトイレだった。
汚いし、臭いし・・・。
女性陣は怒ってた。

「あんな、穴掘っただけのトイレでお金取るってどーゆーことっ!」

ま、そんなモンですって・・・。

  • 「トロイツェ・セルギエフ大修道院」

 1993年に世界遺産に指定されたそうな。
ロシア正教の本山。
14世紀に「聖セルギエフ」がおこした。
全長1km、高さ15mの城壁に囲まれてる。
15〜18世紀に建設された建物群が見事に調和してる。
 確かにここは見ごたえがあった。
ここはマーキングだけじゃもったいない。
最初に案内されたのは「食堂」だった。
修道院内の食堂で、そのまま「セルギエフ教会」と繋がってる。
この教会が素晴しかった。
特に祭壇のゴシック式のレリーフには圧倒された。
 もちろん現役の修道院。
現在も300人の修道僧が生活してるそうな。
その僧たちだと思う。
教会の中をひたむきに掃除してた。
お陰で、見学しててホコリっぽくって参った・・・。