「セルギエフ・ポサード」のこと
- 席作戦
今日から自由席。
夕べから徹夜で作戦を練った。
今日のバスの経路を地図で調べる。
大事なのは、その経路と時間で、その時の陽射しを読む。
ヨーロッパの強い陽射しはお肌の大敵。
大問題だべさ。
スペシャル・ガイドブックを開く。
地図を読む。
「セルギエフ・ポサード」はモスクワの北東部に位置する。
「ウラジミール」や「スズダリ」はほぼ真東。
ってえ事は、午前中は北東に向かい、午後は南東に向かう。
「左だっ!左の席を死守した方がいいっ!」
こうして嫁さんのお褒めに預かる・・・。
- 田舎道
モスクワから「セルギエフ・ポサード」まで約1時間。
モスクワ郊外に出ると、あっという間に田舎道。
田園風景と牧場の風景。
そして、時々ちょっとだけ村の景色。
多分、これがロシアの大部分の景色なんだんべな。
田舎道に来るとジモティの生活が垣間見える。
質素な平屋造りの民家。
ところどころに共同の井戸がある。
子どもがチョロチョロ遊んでる。
鶏だの、ヤギだの、家畜も共存してる。
”いいなあ〜っ・・・。”
各家にクルマがあったりする。
きっと、ご子息・ご令嬢は町まで働きに出てるんだべなあ・・・。
んなあ〜んて勝手な想像を巡らす。
この車窓の景色も好きなんだよなあ・・・。
- 「Посад」(ポサード)
何が嬉しいって、この字が「虎の巻」なしで書けた。
発音から想像して書いてみて、後で確認したら合ってた。
「うれぴ〜っ!」
ちったあ、キリル文字がわかってきた・・・。
んで、「ポサード」ってえのは城下町の事だそうな。
「聖人セルギエフ」の城下町・・・。
町の中心は「トロイツェ・セルギエフ大修道院」
この修道院があるが故に存在する町らしい。
ま、そーだんべな。