モスクワの晩メシのこと
- 本質
「クレムリン」観光、終了。
自称「ハギワラナガレ」のおっさんともお別れ。
なかなか、おもろ〜なおっさんだった。
要介護軍団から声がかかる。
「大統領になったら、北方4島返してね〜っ!」
日本語だからいいけど・・・。
嫁さんもぼそり。
「このおじさんがずっとガイドしてくれたらいいのに・・・」
「しっ!」
っとか何とか言いながら歩いてた。
すると、わき道から黒塗りのクルマが出て来た。
必然的に歩道を横切る事になる。
が、このクルマはまったく止まる気配がない。
ヒトが止まらなかったら、平気で跳ね飛ばして行っちゃう勢いだった。
「お〜〜っ!」
ここに「クレムリン」の本質を見た気がした・・・。
- 個人商店
晩メシは街中の小洒落たレストランだった。
そんなに大きなレストランじゃなかった。
ってゆ〜かあ、パブとかバーってな構えだった。
間違いなく、軍団で貸切状態。
どー見ても、スタッフは若夫婦2人で回してるって雰囲気。
ちょっと無謀だべや・・・。
案の定、すったもんだ始まった。
「ナターシャ」さんがぶーたらぶーたら言ってる。
どうやら、ガイド2人用テーブルを要介護軍団がせしめてしまった。
「何で、ガイド用ってわかるようにしとかなかったのよっ!」
ってな事らしい。
店の主人は露骨に不機嫌になって来た。
その内「ナターシャ」さんが挨拶。
「私の今日の仕事はこれで終わりです。又、明日お会いしましょう」
とっとと帰ってしまった。
ノーテンキな要介護軍団は拍手なんかしたりする・・・。
やれやれ・・・。