「クレムリン」観光のことⅢ
- 「大砲の王様」
オチャラケとしか思えない大砲だった。
1回も発射された事はない。
何でも16世紀末に鋳造されたそうな。
口径89cm、重量40トンとか・・・。
何となくそのバカらしさがいい。
ガイドのおっさんの説明がおもろ〜。
「この大砲は使われた事はありません。でも、今度の大統領は危ない!使うかも知れないね!」
一同、爆笑っ!
「私が大統領になったら、もっともっといい国に出来るんだけどね。北方4島なんて、すぐ返還するね!」
やるなあ・・・。
- 「鐘の王様」
こっちは単なるオチャラケじゃなかった。
現役で使われてたらしい。
1735年、鋳造。
高さ6m、重さ200トン。
世界最大の鐘だという。
1737年にモスクワ大火があった。
消火用に水をぶっかけた。
そしたら、一部かおっ欠けちゃったそうな。
そのカケラの重さが11トン。
”ひゃあ、 できゃあ・・・。”
立派な金属資源だ。
日本だったら、たちまち盗まれて中国行きだんべな・・・。
- ひと息
この王様たちは、どーでもいい。
その筋向かいにある「タイニツキイ庭園」が良かった。
キレイに整備された花いっぱいの庭園。
ベンチなんかもあって、ひと休みするのにちょうどいい。
健脚組は写真を撮りまくる。
公園の木々の向こうに「スパスカヤ塔」が見える。
「クレムリン」のいかめしい雰囲気とは似合わない景色だった。