「クレムリン」観光のことⅡ

  • 「トロイツカヤ塔」

 ここが「クレムリン」の入り口になってる。
「アレクサンドロフスキー公園」からつながってる。
公園の中央に「クタフィア塔」ってのがあって、ここで検問。
続いて「トロイツキー橋」を渡ると、この塔に通じる。
「ナピリオン」もここから入場し、ここから退却したそうな・・・。
 「クレムリン」の城壁の全長は2.2km。
その中に20の塔が含まれる。
「トロイツカヤ塔」は一番高くって、80mあるそうな。
てっぺんにルビーの赤い星がついてる。
夜はライトアップされるとか。
 ガイドのおっさんは細かい説明はしなかった。
話が長くなるんで避けたらしい。
要介護軍団の中から誰かが訊いた。

「あれは何ですか?」

おっさん、答えた。

「塔です・・・」

やるなあ・・・。

 「クレムリン」内で、唯一のソ連時代の建物。
1961年に建設された大ホール。
大理石とアルミで作られた近代的なデザイン。
印象的なのは、黄金の双頭の鷲。
建物の真正面に輝いてる。

”どーだっ!参ったかっ!」

っみたいな・・・。
 お向かいの建物の周りに大砲がゴロゴロ。
例の1812年由来だそうな。
「ナピリオン」が退却した時の置き土産。
875基がころがってるという。
相当な大部隊だったんだべな・・・。
 建物がでかいので、写真の収まりが悪い。
要介護軍団の誰かが、歩道から車道に出て写真を撮りに行った。
車道ったって、クルマなんか通ってない。
でも、警備員がふっ飛んできた。
ガイドのおっさんに何か言ってる。

「ちゃんとグループを監視しろっ!」

って事らしい。
うるさいこってある。
ま、大統領府やら元老院やらがあるからなあ・・・。