モスクワの昼メシのこと
- 涙雨
バスに乗り込む頃になって、天気が急変。
一転俄かに掻き曇りぃ〜。
大粒の雨が、ぼたっ!ぼたっ!
得意の土砂降り雷雨の始まり始まりぃ〜。
でも、観光の後で良かった。
昼メシは市内のこ洒落たレストラン。
要介護軍団は一気に駆け込んだ。
いい雨宿りじゃん。
何をさておいても、まずはビールじゃい。
聞くと、500mlの生ビールが150ルーブル・・・。
両替したレートで考えると約750円か。
ビンボー夫婦の賢明な選択。
「1つを半分こ飲もうかね・・・」
- 同席
さ、メシじゃ、メシじゃあ〜。
ロシアの初ランチじゃあ〜。
ジモティのロシア料理は如何なモンか・・・?
楽しみ半分、怖さ半分。
っと同時に、同席するメンツも気になる。
出来ればなるべくふつーの方と同席したい。
あんまりエキセントリックな方だと、合わせるのに苦労する。
最近、流行のジコチューも大変。
”周りには、誰もいなかった事にしよう・・・」
って言うアレである。
この人種だけは、メシが不味くなるのでぜってゃあ避けてゃあ。
お地蔵さんも苦労する。
仕事でもないのに、話題探しに苦労する。
ま、アカの他人と話す貴重な機会ではある。
パッケージツアーの良さでもあり、面倒さでもあり・・・。
- 6人席
初っ端のランチだから、情報はゼロ。
とりあえず何となく座ってみた。
6人席なんで、3組。
年代はみんな似たりよったり・・・。
夫婦連れと、女性2人連れが同席した。
それぞれテキトーに当たり障りの無い話が続いてた。
っと思ったら、突然夫婦連れのダンナいわく。
「いやあ〜、娘さんと旅行出来るなんて、いいですねえ〜っ!」
一瞬、空気が固まった。
「はあっ?娘え〜っ?」
「え〜っ?違うんですかあ〜っ?お若いですよねえ〜。はっはっは〜」
言うに事欠いて、親子は無いべやっ!
嫁さんはマンザラでもない顔である・・・。
又、突然女性2人連れいわく。
「さっきはどうして集合場所がわかんなかったんですか・・・?」
お〜っ!
この連中だったのかっ!
それにしても、何て豪快な直球勝負。
でも、言われた方もカエルション。
キツネとタヌキの要介護軍団らしい・・・。
きっと、「親子ですか?」発言も、作戦だんべな・・・。