「赤の広場」観光のことⅡ
- 「レーニン廟」
って聞くと、ベトナムの「ホーチミン廟」を思い出す。
あれこそ、ソ連の技術で作ってあげたそうな。
今でも毎年、技術者が行ってメンテナンスしてるとか・・・。
大変な技術と、労力なんだべな・・・。
本家は観られなかった。
ってゆ〜かあ、時間的に無理なんだべな。
マーキングツアーでは、かいつまんで多くの観光地を周る。
「じっくり中まで観たい向きは、改めて個人ツアーでどうぞ!」
ってこって・・・。
褐色の大理石の塊の前で、案内だけ聞いた。
JТB得意の「イヤホンガイド」である。
これは便利。
周りにも迷惑にならないし、説明もクリアに聞ける。
ガイドがすぐ隣にいるみたい。
でも反面、これがとんでもない落とし穴でもあったんだけど・・・。
- 「グム百貨店」
「レーニン廟」前で一旦解散になった。
「広場を散策して、『聖ワシリー寺院』前の木陰で集合です」
よっしゃ!
ささやかな自由行動だ。
広場に隣接する「グム百貨店」も覗いてみたい。
要介護軍団からとっとと離れて百貨店に入ってみた。
何ともすごい造りだった。
美術館か何かと思わせる外装に「ГУМ」の文字。
3階建て中央吹き抜けのガラスドーム屋根。
これが3連で並ぶ規模のでかさ・・・。
19世紀末の建物だとか。
デザイン的にはぜってえフランスである。
パリの「オルセー美術館」か、ホーチミンの「郵便局」か・・・。
高級テナントが200あまり。
名店街ってな風情で、ファーストフードも入ってる。
モスクワの顔の1つなんだべな。
- 「聖ワシリー寺院」
名前は別として、こいつも絶対何かで見たことがある。
カラフルな「ネギボウズ」の写真は有名。
現物を見ると、印象は結構強烈。
「へっ?まじ?」
ってな建物だった。
遊園地か、デパートの屋上か・・・?
カラフルって言うか、チャラけてるって言うか・・・。
中心の「ポクロフスキー聖堂」を8つの礼拝堂が取り囲む。
一見無秩序のようで調和が保たれてるそうな。
それにしても、何とも言えないハデな外見だった。
でも、由緒正しい寺院らしい。
16世紀、イワン雷帝が国家統一を象徴して建立。
このイワン雷帝は寺院の設計者の目を潰したそうな。
これ以上美しい寺院が出来ないように・・・。
くわばら、くわばら・・・。