アエロ・フロートのこと
- 緊張
結構、緊張してた。
初アエロである。
あの、かの有名な、「アエロ・フロート」である。
何で・・・?
「恐いもの見たさ、だんべやっ!」
アテンダントは期待通りの恐さだった。
まず笑うなんてこたあ、考えられない。
みんなターミネーターの金属ニンゲンみたいな顔だった。
日本人アテンダントも1人乗ってた。
でも、見事に環境に溶け込んで、和風の金属ニンゲンになってた。
でも、いろいろ期待を裏切られた事も多かった。
まず、全席禁煙だった。
「え〜〜っ!唯一タバコが吸える飛行機で有名だったじゃん・・・」
タバコがOKだったら、窓でも開けてやろうと思ったのに・・・。
残念だったなあ・・・。
- 機材
他にもいろいろ裏切られた。
機材は年季の入った「ボーイング767」だった。
鋼鉄の飛行機に乗ってみたかったのに・・・。
残念だったなあ・・・。
座席は、横2+3+2席で結構ゆったり。
毛唐サイズで、そんなに詰め込み状態じゃあない。
シートは総革張り。
ケツが滑ってとっても座り難い。
「なんで皮の色だけこんなに妙に明るいブルーなんだべ?」
ヒコーキのステータスなんだべか・・・?
映画とか、エンターテインメントとかは、もちろん無いに等しい。
プライベートモニターどころか、前方スクリーンも故障してた。
多分、そんな発想はないんだべな。
映画とか無いの?って訊きたかったけど、訊けなかった。
「なんでそんなモンが要るのかっ!」
って怒られそうで・・・。
これが又、びっくり。
アルマイトの食器か何かで配給されるかと思ってた。
食器はキレイなプラスティック製だった。
内容も立派な機内食だった。
ま、行きは食材を日本から調達するからなあ・・・。
っと思ってたら、帰りもイケた。
但し、噂通りアルコール類は有料。
【350cc缶ビール】 2ユーロ or 3.5USドル or 80ルーブル
380円っくらいか・・・。
”ま、ぼったくりバーと較べりゃ安いモンだ!”
銘柄はデンマークの「TUBORG」だった。
こいつはそこそこ美味い。
メシもそこそこ美味い。
ついついお代わりしちゃうべやっ!
「なあ〜んだ!結構美味いじゃんっ!」
喰えなかったらヒコーキの中でメシでも炊こうと思ってたのに・・・。
残念だったなあ・・・。