ロシア・ツアーのことⅢ
- 南米
候補日が見つかった。
【10月16日出発・15日間・658,000円】
10月30日帰国。
期首のドタバタが終わって、落ち着いたところで出発。
しかも、何とか月末最終日には出社出来る。
会議とかも無さそうである。
内容はかなり濃い〜い。
悪くない。
欲を言えば、「チチカカ湖」ってえのも観てみたい。
でもいい。
十分だんべ・・・。
- ハードル
1つのハードルはクリア出来そう。
ここで決めてしまえば、今から騒ぎ出せば間に合う。
「勤続30周年で、南米周遊のツアーに行く事にしましたあ〜」
「あれっ?30周年でロシアって言ってなかったっけ?」
「あ〜、あれは単なる夏休みにしましたあ〜。わっはっはっはあ〜」
楽勝じゃん!
もう1つのハードルはカネだべさっ!
全ての銀行口座が払底してる家計である。
頼りはJТBの「たびたびバンク」の残高のみ。
これでまかなえなきゃ、話になんない・・・。
アタマの痛いところである。
- 加国
嫁さんが唐突に言う。
「ねえねえ!カナダ行って来ていいかな・・・?」
「はあっ?」
何でも、お友だちの娘さんがカナダに留学したとか・・・。
んで、一緒に陣中見舞いに行こうって事になったそうな。
娘さんも付きっきりって訳にゃいかないから、1日だけ付き合ってもらう。
あとは、自分達でバンバンするっきゃない。
「旅慣れたヒトが一緒だと心強いから、是非一緒に行ってって誘われちゃったのよねえ〜」
「んで、いつ行こうって話?」
「10月14日出発で予約が取れたのよねえ〜」
「・・・・・・」
- 競争
いい考えがある。
嫁さんは10月14日、カナダに出発する。
メタボオヤジは10月16日、米国に向けて出発。
そして10月17日にリオデジャネイロで合流して、南米ツアーに突入・・・。
あり得ない・・・。
カネもない・・・。
ま、選択の余地がないから、迷わなくって済む。
南米ツアーは勤続35周年か、リタイアするまでお預けである。
よっぽど上手く行けば、あと2年半か・・・。
あとは”加齢”と”気合いと体力”との競争だんべな・・・。
南米への直行便はない。
必ず、米国都市乗り継ぎと書いてある。
もちろん行きも帰りも機中泊。
帰りなんぞ、機中2泊とか・・・。
ペルーは高山病で倒れるヒトが多いらしい。
写真で見る喰いモンも、とっても南米っぽい。
”こりゃ、トシ喰ったらぜってゃあ行かないべな・・・。”