石垣島観光のことⅡ
- むら雲
良く言ったモンである。
「世の中は、月にむら雲、花に風・・・」
「マーフィーの法則」なんてえのもあった。
洋の東西を問わず、世の中ってえのはそんなモンらしい。
ようやく記念写真を終えた。
が、その頃にはどんよりと鉛色の空が戻ってきた。
エメラルドグリーンは、ちょっとモスグリーンがかってる。
「あ〜あっ!ったくう〜・・・」
カレシが呼んでる。
「オプションで『グラスボート』を申し込まれた方は、ビーチの方にお願いしまあ〜す」
当然、申し込んであった。
エメラルドグリーンの海の写真は、帰りに期待っ!
- グラスボート
さすがに大半の方が申し込んであったらしい。
一気に船が全部押さえられた。
1隻に20人ほど詰め込まれて、ガラスの船底を覗き込む。
結構、窮屈ではある。
船はなかなか出ない・・・。
見るとカレシが焦った顔で飛び回ってる。
「すみませんっ!どなたか申し込みされてない方が乗ってませんかっ?」
我が船に乗ってた妙齢の夫婦が黙って手を挙げた。
一瞬の沈黙・・・。
「あ・・・、わかりました。じゃ、後でお願いします・・・」
何でヒトコト言えないんだべ?
どこにも、水牛のようなヤツはいる・・・。
- 竜宮城
キレイだった。
まるで竜宮城だんべ。
こんな鉛色の空の下でさえ、あのキレイさっ!
ピーカンだったら・・・。
色とりどりのサンゴ。
熱帯魚の数々。
ウミヘビもガラスに寄ってきた。
小振りだったけどシャコ貝もあった。
これじゃダイビングするヒトがハマるのもわかるなあ・・・。
んな事言ってる間に、天候は急降下。
雨風が強くなってきた。
ま、グラスボートには屋根があるから関係ないけど・・・。
ビーチに戻った時には土砂降り。
エメレルドグリーンはお預けってこって・・・。