西表島のことⅢ

  • 仲間川

 2つめの観光は「仲間川ジャングルクルーズ
この川の名前も有名になった。
ゴクセンで大活躍してるし、MNKにも出たし・・・。
きっと、この川で産湯をつかったんだべ。
違うか・・・。
 このクルーズは良かった。
ジャングルってほどじゃないけど・・・。
弁当箱みたいな船でマングローブ林を巡る。
途中、幾つものカヌーとすれ違った。
 カヌーならマングローブ林の中まで入って行けるそうな。
もちろんこの林は大切に保護されてる。
ま、昔から言うじゃん。

”瓜田に履を納れず・李下に冠を正さず・・・”

 知らなかった。
マングローブってえのは樹木の総称だそうな。

高山植物って名前の草が無いのと同じです・・・」

”ちっくしょ〜、上手いこと言うじゃねえか!”

 この川沿いには5種類くらいのマングローブが群生してるそうな。
「ヒルギ」、「アザン」、「サキシマスオウノキ」・・・。
あとは忘れた・・・。
海水と淡水が混ざってる干潟みたいな土壌。
心もとない泥地に必死で根を張るたくましさはなかなかである。
船の折り返し点には「サキシマスオウノキ」の巨木があった。
板みたいな根を懸命に踏ん張ってる姿がけな気だった。
 ここの「ヒルギ」の林の泥ん中にヤツがいるそうな。

「ヒルギシジミ」

さっきの「土産物屋」にあったバケモノシジミである。
でも、ちょっと日本の景色じゃないね・・・。

  • 「ガサミ」

 川沿いに時々ペットボトルが見えた。

”ったく!こんなところでもゴミを捨てるヤツがいるんか!”

っとか思ったら違った。
  ところどころにカニ網を仕掛けてあるんだとか・・・。
ペットボトルは「浮き」兼「目印」だった。
マングローブ林なら「ヤシガニ」か・・・?
っと思ったらこれも違った。
 水の中にいる「ガサミ」を狙ってるんだそうな。
これがとっても美味いんだとか。

「ガサミ汁にして喰ったら、びっくりしますよ。後で勘定書きを見て、更にびっくりしますけど・・・」

”ちっくしょ〜、上手いこと言うじゃねえか!”