グルメのこと24
- 26周年
我が家の結婚記念日は忘れ難い。
3月14日。
ホワイトデーってヤツでっか?
そんなん、昔から無かったような・・・。
最近じゃ、ずえったい忘れない。
今年はとうとう26周年にもなってしまった。
長っげえ〜・・・。
良くもまあ、飽きもせず・・・。
カスガイとなるべき、子どももいないのに・・・。
「そらちゃんがいるからねえ〜っ!」
そっか・・・。
- 仏メシ
結婚記念日は、仏メシって事になってる。
線香あげて、チ〜ンって・・・。
違うか・・・。
ここ数年、完全に定着した。
この街、随一の仏メシレストラン「フェリ」を予約した。
年に1度の仏メシである。
嫁さんが念入りにメニューを打ち合わせしたそうな。
「ほら、今流行りのメタボなのよ〜。ドクターストップなのよねえ〜。だからフォアグラもロースも無しで、野菜と魚中心でお願いします・・・」
目に浮かぶようだべさ。
マタボさまさまだんべや。
今さら、フォアグラは苦手だなんて・・・。
言えねえ!言えねえ!
- 隔世
決して大きな店じゃない。
5卓で満席。
すでに、3卓に先客がいた。
へっ!
”すごい盛況じゃんっ!”
我々が一番奥のテーブルに案内された。
”一番の上席じゃんっ!”
我々と前後してもう1組入って来た。
”満席じゃんっ!信じらんない・・・。”
声に出して言えないけど、隔世の感がある。
数年前まではいつ来ても貸切だった。
奥さんの泣きそうな顔が思い出される・・・。
元々、味は一流だった。
あとは営業努力と、NET広告なんだんべな・・・。
- レイアウト
何ってったって田舎である。
こんな田舎街で、仏メシ屋を営むのは至難のワザ。
客が増えたとは言っても質がねえ・・・。
我々の隣は、いかにも医者らしい家族連れだった。
独特の臭いをさせながら静かに喰ってる。
あとは何とも言えないペアばっかし。
背伸びしたつもりの若い衆のペアなら、まだ微笑ましかったりもする。
圧倒的に多いのが、ミズの同伴らしきペア。
何とも退廃的な雰囲気が漂ってる・・・。
ま、基本的に、カタギの家族連れは少ない。
一番入り口に近い席には団塊の夫婦っぽいペアがいた。
この席の真上に換気扇がある。
女性が頻繁にタバコに火を点ける。
なるへ・・・。
それで、このレイアウトか・・・。
奥さんもいろいろ苦労してるんだべなあ・・・。
”でも、臭いことには変わりないべやっ!”