食事指導のこと(2)

  • 糖尿

 食事指導の次はドクターの診察。
「ドクターまっちー」は元気だった。

「いやあ〜、こんにちはっ!今年もよろしくお願いしま〜すっ」
「あ、どうも・・・、こちらこそよろしくお願いします・・・」

医者に、今年もよろしくっとか言われてもねえ・・・。
 「ドクターまっちー」は糖尿病が専門らしい。
いわゆる「糖尿病外来」がメイン。
待合室にもいろんな指導箋がヤマと置いてある。
どーりで、ソク食事指導があった訳だ・・・。
 誰でも、専門領域は手掛けたい。

「検査値は良くなってないですねえ・・・。尿酸も高い。血糖値も、『HbA1c』も一応正常域なんだけど、糖尿も怪しいなあ・・・」
「へ?『HbA1c』が正常でも、怪しいんですか?」
「最近は、そーゆーのも多いんですよ・・・」

  • 負荷試験

 いわゆる「隠れ糖尿病」の事らしい。

「一度、ちゃんと検査しましょうか?何となく怪しいとか、疑いの目で見られるのも嫌でしょ?」
「はあ・・・」
「この際だから、スッキリさせちゃいましょっ!○月○日に来て下さい」

ひょえ〜〜っ!
 ってんで、検査する事になった。
検査ってえのは「糖負荷試験」だという。
看護師が解説してくれる。

「前日の、20:00以降は食べないで下さい。当日は、朝一番でブドウ糖を飲んで頂きます。それから30分毎に採血して血糖値を計りますので、都合2時間半っくらいはかかります・・・」

ひょえ、ひょえ〜っ!
今年もよろしくってそーゆー事・・・?
仲間になりたくないよお〜っ!

  • カロリー

 食事の指導箋をいろいろもらってきた。
ご丁寧に4種類。

  1. 「高血圧の食事療法」
  2. 「高血圧のためのヘルシークッキングブック」
  3. 「通風の食事療法」
  4. 「外食用ヘルスカウンター」

 「ヘルスカウンター」ってえのが、なかなかイケてる。
外食する時の情報が満載。
エネルギー、脂質、コレステロール食物繊維、食塩・・・。
これが一目瞭然。
「和食」、「中華」、「韓国」、「洋食」、「居酒屋」
行く店ごとに分けられてる。
こりゃあ、わかりやすい・・・。

  • 生き甲斐

 若い頃は、何でもOKだった。

    1. 朝、立ち食い蕎麦屋で、「天ぷら蕎麦」 600kcal(食塩5.0g)
    2. 昼、ファミレスで、「ハンバーグセット・ライス大盛り」 1,100kcal(3.6g)
    3. 晩、居酒屋で、「飲んで喰って・・・」  2,000kcal(10.0g)
    4. 深夜、ラーメン屋で「仕上げのチャーシュー麺」 600kcal(7.7g)

【ざっと、4,300kcal (食塩26.3g)】

こんなんが平均的なパターンだべ。
 恐ろしい・・・。
これで運動してなきゃ、メタボまっしぐら。
いくら何でも、最近はそこまでめちゃ喰いしない。
でも、多分それに近いんだべな・・・。
 最近よく口にするセリフ。

「喰うことっくらいしか、生きてる楽しみがないんだから・・・」

これを口実に、暴飲暴食してんだべやっ!
あ〜、耳が痛いっ!