治療院のこと
- 「KITZ」
何だかんだ、1年半になる。
治療院化通い・・・。
スポーツクラブの「KITZ」の中にある。
スポーツしないで通ってる・・・。
最初は、嫁さんの紹介。
「すんごく、いい先生がいるのよっ!一度行ってみたらどーかと思って・・・」
これが、田中先生との出会いだった。
治療目的は、顔面麻痺。
ストレスか何かわかんないけど、顔の左半分が引きつる。
嫁さんいわく。
「寝てる時も、ぴくぴく動いてて気持ち悪いっ!」
「ふぐちり」のぴくぴくは喜んだくせに・・・。
- 問診
最初にいろいろ問診があった。
生活パターン、食生活、睡眠、仕事の様子・・・。
「わかりました。まず、血行が良くなって睡眠が十分取れるような治療をしてみましょう」
ってんで、「マサジ」と「鍼」治療を開始。
この田中先生ってえのも、タダモンじゃなかった。
元々、陸上やハンドボールをこなすスポーツマンで、チカラはすごい。
それが、中国に留学して本場の治療を勉強。
本場の治療法を持ち帰って仕事を始めたそうな。
ついでに、嫁さんまで持ち帰ったらしい・・・。
- 効果
最初の半年で、ずいぶん改善した。
頸肩腕の可動域も上がった。
このお陰で、テニスも新たな世界が見えてきた。
”お〜〜っ!中国医療は偉大だっ!”
そして、去年の4月。
合併騒ぎで、環境が一変。
ほとんど、余所の会社にトラバったも同然。
毎日、40分ずつの徒歩通勤から、2時間ずつの電車通勤に・・・。
しかも、東京の事業者は酸素が薄い・・・。
たちまち、体調はどん底に落ちた。
- 苦戦
以来、田中先生も苦戦を強いられてる。
顔面麻痺どころか、身体中の凝りをほぐすのに苦労してる。
そりゃ、首から肩から背中から、バリバリ。
ちょっとやそっとじゃほぐれない。
「マサジ」は全体重をあずけて、フルスペック。
「鍼」の太さや数もパワーアップ。
プラス「お灸」も追加してみた・・・。
それでも、この悪環境に侵された身体は復活しない。
田中先生のボヤキが聞こえる・・・。
「厳しいっすねえ〜っ!」
気の毒なんで、何とか明るい話題を振る。
「でも、マサジしてもらった日は良く眠れるんですよ・・・」
田中先生、顔が輝く。
「いやあ〜、それだけでも嬉しいっす。やり甲斐があります」
申し訳ないねえ・・・。