大晦日のこと

  • 蕎麦

 恒例の蕎麦打ち。
何と1年ぶりになってしまった。
去年の大晦日に打って以来、すっかりご無沙汰。
何となく、頭の片隅にも浮かんで来なかったなあ・・・。
そーゆー1年だったんだべなあ・・・。
 蕎麦粉も在庫が残ってた。
去年、取り寄せた北海道・鹿追産の蕎麦粉。
これが美味いんだわ。
新蕎麦の香りは最高だった。
1年寝かせた蕎麦粉はどーなんだんべ・・・?
これだけは、寝かせてもなあ・・・。
 今年は実家の事情も複雑である。
三島は、三男坊の一族郎党が泊まりに来ると言ってる。
沼津は、ば〜ばの兄ちゃんが入院するのヘチマの騒ぎになってる。

”どっちも年越し蕎麦を味わう雰囲気じゃ無さそうな・・・。”

  • 出前

 成り行きが読めない。
でも、とりあえず打つっきゃない。
朝から作業に取り掛かった。
加湿器で湿度も調整して、準備万端。
 1年ぶりにしては、感触が良かった。
水回しも、コネも、のしも手際よく出来た。
打ちあがった蕎麦は、3つに分けて箱に詰める。
1つは、我が家用。
2つを保冷バックに入れて出発。
出前だけに帰省だべさ・・・。
 三島じゃ、じ〜じとば〜ばがゴミの山と格闘中だった。
三男坊一族を受け入れる準備中。
そりゃ、空間を作るのは至難のワザだんべな・・・。
 子どもは3匹。
ケータイとゲーム機にかぶりつき。
親はテレビの格闘技か何かにかぶりつき。

多分、年越し蕎麦なんか味わう暇はないべな・・・。

  • 晩餐

 沼津もあずましくなかった。
ば〜ばの兄ちゃんが入院した。
つまり嫁さんの叔父さんになるけど、どうも話が要領を得ない。
明らかに、ば〜ばの心ここにあらずだった。
そりゃ、心配なんだべな・・・。
 叔父さんの家は、歩いて1分の近所。
今までは、しょっちゅう行き来してたから寂しくなかった。
その叔父さんが、いざ入院となればやっぱあずましくないべな。
大晦日に1人で除夜の鐘を聞く・・・。
そりゃ、寂しいべな・・・。
 晩餐に誘った。
ば〜ばは、ちょっとウツロながらも喜んでくれた。
ところが、店がにゃあっ!
そもそも土地勘がにゃあっ!
おまけに、以前の記憶を頼って行ってみても、潰れたとみえて店がにゃあっ!
結局「ば〜みやん」になってしまった・・・。

”多分、年越し蕎麦を味わうなんて気分じゃないべな・・・。”

  • 足跡

 出前と晩餐を終えて帰宅。
夜、嫁さんと年越し蕎麦を食す。
蕎麦は上手く打ててた。
温かい蕎麦も十分、イケてた。
もちろん、ザル蕎麦は完璧だった。
でも、やっぱ新蕎麦の香りとは全然違ってた。
ま、しゃ〜ない。
 さて、今年も終わり。
己の足跡はどーだったんだべ・・・?
何とも凄まじい1年だった。
こんなに鬱々とした長〜い時間を過ごした事はない。
多分、忘れたくても忘れられないべな・・・。
 今年の「NEW YEAR'S RESOLUTION」はどーだったか?

    1. 「堪忍は無事長久の基」  堪えた。とにかくひたすら堪えたと思う。でも、これってすご〜っく身体に悪い気がする。
    2. 「愚直」  これも相当無理をして実行しようと足掻いた。これも環境によっては身体に悪いばっかりかも・・・。
    3. 「笑い」  少なかったなあ・・・。腹を抱えて笑ったなんて記憶がないなあ・・・。特に4月以降は無くなった気がする・・・。
    4. カルタゴ」  これはほぼ完遂した。少なくとも仕事面ではパーフェクト。非仕事面でも「mental health improvement」がかなり進んだ。

何だ、結構達成してんじゃん・・・。

”来年は佳い年にしなくっちゃだ〜ねっ!”