センセイのこと
- 選挙
何年か前から決めてる事がある。
何の選挙であれ、自分流投票方針を守ってる。
それは、候補者の年齢。
何が何でも、絶対に自分より若い候補者に票を入れる。
何故か?
簡単なんである。
きっとセンセイも、自分が一番可愛い。
自分が生きてる間は、何とか不都合の無い世の中にしようっ!
最低、それっくらいは考えるべ・・・?
もちろん、自分が死んじゃえば、あとは野となれ、山となれっ!
ま、そんなモンだしょ・・・。
極めて正直な考えだべな・・・。
とっても危なくって、ジジイに任しちゃおけないべや。
- 辞任
シンちゃんが辞めてしまった・・・。
在任、わずか1年。
もう、ボロボロで、半病人状態。
「も〜、ヤッ!何もかも、やんなっちゃったっ!」
どっかの会社の、誰かみたいだべさ・・・。
シンちゃんは同世代。
でも、1年前に手放しで喜ぶ気にはなれんかった。
”このタイミング、びみょー過ぎる・・・。”
世襲で、温室育ちで、ちょっと浮世離れしてる。
いいように利用されちゃうんじゃないの・・・?
案の定、信じられない発言がいっぱい。
「靖国神社には参拝するんじゃあ〜っ!」
「従軍慰安婦なんてモンは存在しなかったんじゃあ〜っ!」
「あの時の厚生大臣は誰だったんじゃあ〜っ?」
「『テロとクソ法』が延長出来なきゃ、辞職するんじゃあ〜っ!」
・・・恥ずかしかった。
「おめえ、ホントに同世代かあっ?」
ってゆ〜かあ、本心だったんだべか?
- 傀儡
ま、ほぼ傀儡だった。
周りは、タヌキとキツネと魑魅魍魎ばっかし・・・。
それぞれの派閥の親分から、いじられまくる。
「亡き父上なら、こうしたんじゃないかいっ?」
「論功褒賞とか、言いたいヤツには言わせときゃいいべやっ!」
「オレんとこのも、1人入れといてくれやっ!」
眼に浮かぶようだべ・・・。
誰でも1度は、「大臣」ってやってみたいそーな。
しかも、大臣経験者は実入りが違うとか・・・。
何が目的の組閣なんだかわかんなかったなあ・・・。
この1年間の閣僚って、在庫一層セールみたいだったモンなあ・・・。
そりゃ、シンちゃん疲れたべな・・・。
- 緩衝材
そもそも、びみょーだった。
何故、1年前にシンちゃんが選ばれたか・・・?
史上最年少の首相誕生!
あの生臭い、魑魅魍魎の世界で・・・?
そりゃ、素直には解釈出来ないべ。
多分、緩衝材だんべな。
ジュンちゃんの存在感が濃すぎた。
内容のいい悪いは別として・・・。
その後任じゃ、誰がやってもつまんなく見えちゃう。
魑魅魍魎どもは考えた。
最低、75日間の緩衝材ショートリリーフが必要だ。
ジュンちゃんの、濃い〜い影が薄くなるまで待つべ。
ま、ほぼ作戦通りってこって・・・。