珍しくもない本の雑感70(3)
- 事実
この小説における芸術作品、建築物、文書、秘密儀式に関する記述は、すべて事実に基づいている。
わざわざ断わってるこらいだから、きっとそーなんだべ。
「聖杯伝説」の研究家は多いらしい。
世界中にいるそうな。
「聖杯」の物語は世界中にある。
ただし、教会に禁じられて隠されているとか。
「最後の晩餐」、「アーサー王伝説」、「眠り姫」・・・。
これらはわかりやすい例だという。
絵画、音楽、書物、等々・・・。
「モーツァルト」や「ヴィクトル・ユゴー」の作品にも隠されてる。
ふう〜〜ん・・・。
- アニメ
アニメにもあるという。
”へ?”
「ウォルト・ディズニー」は「聖杯」がライフワークだった。
いろんなキャラを通じて次世代に伝えたい。
”現代のレオナルド・ダ・ヴィンチ”と言われた由縁だという。
ふうう〜〜ん・・・。
「シンデレラ」、「眠れる森の美女」、「白雪姫」・・・。
神聖な女性の受難を扱った作品ばっかし・・・。
「毒入りリンゴ」、「『ローズ』という仮名」・・・。
これは偶然じゃないと言う。
「リトル・マーメイド」もそーだとか。
作品中に「悔悛するマグダラのマリア」という名画が出てくるそうな。
ふうう〜〜ん・・・。
- 「オプス・デイ」
これも実在するモンとして登場する。
ほとんど「カルト教団」みたいな・・・。
それも狂信的なキリスト教の一派として描かれてる。
莫大な財力を持ち、ニューヨークに本部ビルがある。
バチカンと取引が出来るほどに増長した。
代表司教は「アリンガローサ」
その忠実な下僕の修道僧「シラス」
「聖杯」を追う、別の勢力として織り込まれてる。
巻末の謝辞に、5名の「オプス・デイ」会員が入っていた。
組織内での体験を話してくれたそうな。
ホンマかいな・・・?
- どんでん返し
ちゃんと用意されてた。
こんな大スペクタクルのこってある。
しかも2重に・・・。
最後の方はなかなか面白かった。
舞台はフランスからイギリスに飛ぶ。
登場人物も多くって、収拾がつかなくなりそう。
そこは、上手にまとめてる。
出て来たヒトは必ずそれなりに収めている。
ずいぶん大勢を棺に納めた。
んで、警察や銀行や学者は丸く収めた。
信賞必罰みたいなところもある。
作者は、結構几帳面かも・・・。
最後に主人公の2人もまとめようとする。
何もそこまで・・・。
って思うのは、へそ曲がりだべか・・・?
ま、でも結構楽しめました。