「大仁ホテル」のこと(3)

  • 大浴場

 じじ・ばば組はとっくに到着してた。
三島のじ〜じ・ば〜ばが沼津のば〜ばを拾って来た。
もう、ひとっ風呂浴びて憩ってる。
晩メシをキリン状態で待ってる。
晩メシまでは小一時間ある。
「やっぱ、メシ前に風呂だしょっ!」
 ここの風呂はちょー有名。
露天風呂つき大浴場からの景色が最高。
田方平野を一望できる。
さらに、その向こうに霊峰富士の雄姿・・・。
っのはずだった・・・。

 外は見事な雨。
大きなガラス窓の外は一面の雲・・・。
そう言えば、梅雨だったんだよなあ・・・。
しょーがない。
写真で我慢すっか・・・。
 それにしても・・・。
何だか、風呂が小っちぇえっ!
大浴場っとは言い難い。
っと思ったら、昔の「女湯」だった。
毎日、深夜1:00に入れ替えするんだとか・・・。
「男湯」は大浴場、「女湯」は小っちぇえ湯・・・。
確かに昔はそーだったなあ・・・。

  • ブッフェ

 風呂のあとは、晩メシ。
うずうずして待ってたじじ・ばばを伴ってメインダイニングへ。
「窓際に5名様席を作ってありますので、どーぞ」
”ほお〜っ。”
 確かにテーブルはふつう4人席。
大家族用に特別に幾つか予約席を作ってあった。
”ちゃんとしてんじゃん”
 戦闘開始っ!
一応、90分1本勝負って事になってる。
まずはビールじゃっ!
生ビールは「プレミアム・モルツ」だった。
個人的には、前の「モルツ」の方が美味かったと思うんだけど・・・。
ま、贅沢はテキだっ!
「っかあ〜〜〜っ!ちっくしょ〜〜〜っ!」

  • 貴重品

 料理は豊富だった。
和・洋・中折衷で、何でもある。
生ハムサラダ、赤身の刺身、小籠包・・・。
国際色豊かである。
 「あれっ!」
料理を取って席に戻ると、バッグが留守番してた・・・。
三島のば〜ばのバッグである。
確か、さっき部屋でごちゃごちゃ言ってたような・・・。
 「貴重品はどーしょうか?」
「部屋の金庫に入れときゃいいじゃん」
「でも、物騒な時代だからねえ・・・」
「じゃ、持って行きゃいいじゃん」
「そうするわ・・・」
意味無いじゃん・・・。