北京市内観光のこと(5)【12/9】

  • 「京劇」

 これも楽しみの1つだった。
前回、訪れた時にはこれは観られなかった。
是非、一度観てみたいと思ってた。
しかも、今回のツアーは「京劇」が標準装備だった。
絶対、お買い得だべや。
 「サソリ」を堪能したあとは、ちょと暇を持て余した。
何てったって、料理の出る早さがハンパじゃない。
優雅に「北京ダック」を味わうって雰囲気じゃない。
どんどんど〜ん、っと積み重ねられて、客は追い立てられる。
皿が立体的になってく・・・。
 風習が違うから、我々はダメである。
たちまち戦意喪失・・・。
ヒマをもてあましちゃうんである。
17:00っから喰い始めて、17:30には投了。
あとは19:00まで待機である。
やれやれ・・・。

  • 「前門建国飯店(QIANMEN JIANGUO HOTEL)」

 市内には、幾つか劇場があるそうな。
ここは、外国人が集まるメジャーな会場の1つらしい。
見るからにいろんな国のニンゲンが集まってる。
でも、圧倒的に日本人ツアー客が占めてる。
 会場は1階アリーナがディナーショースタイル。
フロアに円卓が並んでる。
2階は一般スタンドスタイルである。
もちろん、我々は2階の自由席である。
 舞台の両側に大きな電光掲示板がある。
そこに、中国語と英語がテロップが流れる仕掛けである。
これがなかなか忙しい。
役者は舞台の真ん中あたりでいごく。
でも、何言ってんか、ぜんぜんわかんない。
っかと言って、テロップに集中したら役者が見えない。
そんな事してると、すぐ1時間ちょっとが過ぎてしまう。
ま、雰囲気を味わっただけだんべな・・・。

  • 好き嫌い

 「京劇」には好き嫌いがあるらしい。
「ニンさん」はあんまり好きじゃないそうだ。
でも、商売柄、演目の概要っくらいは解説できる。
その辺はプロである。
 「京劇」の評価もいろいろらしい。
芸術だっ!ってえヒトから、大衆劇だってえヒトまで・・・。
日本の歌舞伎と、中国雑技を合わせたようなモンだってえ声もあるとか。
確かに歌舞伎の要素はあるかも・・・。
 ナニゴトも同じかもしれないけど・・・。
年輪は隠せない。
ベテランと、まだ経験の浅い役者の差は歴然としてた。
やっぱ、常に中央で演じていた役者の動きはすごかった。
滑らかな上にキレがある。
う〜〜ん、これは芸術かも・・・っと思っちゃう。

  • 晩餐

 北京最後の夜である。
が、バーとかラウンジに行く気がしない。
ところ構わず、タバコ吸われて不愉快になるんが見えてる。
そんな訳で、買ってきたビールで部屋で晩餐。
何せ、腹が減った。
 17:00から、さあ喰えって「ダック」を出されてもねえ・・・。
「フォアグラ」じゃないんだから・・・。
22:00っころに腹が減っても不思議じゃないべ。
っとは言え、カワキモノしかないんだけど・・・。
そんな事なら、カップ麺でも持ってくりゃ良かったかな。
 最後にパッキングが待ってる。
洗濯モンやら、「月餅」やら、「甘栗」やらを詰める。
持ってきたビールはキレイに飲んだ。
でも、来る時よりも重くなった気がする。

  • 好意

 明日のフライトは9:10発。
「CA-925便」で一路、成田である。
ってえ事は、ホテルを6:30に出発したいとか。
通常、レストランは6:30から営業である。
ってんで、ツアー客は「お弁当」になる。
紙箱にパン、バナナ、ジュース程度を入れてくれる。
 ところが、「ニンさん」が頑張った。
ホテルと交渉してくれたという。
「何とかレストランを5:50から明けてもらいましたあ〜」
え〜〜〜っ?
弁当はなし、である。
 ”小さな親切、大きなお世話”
ってえ事もあるんだよなあ・・・。
我が家は普段からトコロテン方式が身についちゃってる。
朝メシ喰ったら、必ず一度部屋に戻らなきゃなんない。
これは絶対に外せない。
ってえ事は、喰いっぱぐれる・・・。
好意ってえのは難しい・・・。