北京市内観光のこと(4)【12/9】
- 「故宮博物院(クウコンポーウーユアン)」
こんなにゆったりした場所だったんだ・・・。
改めて、大きさが良くわかった。
残念ながら、あっちこっち改修工事中で観光出来なかった。
何とかオリンピックに間に合わせるんだとか・・・。
ちょとガクリね。
「雲龍階石(ウンリュウカイセキ)」も改修中。
これは観たかったなあ・・・。
「保和殿」の北側階段にあるレリーフである。
龍のレリーフが見事だった。
重さ20トン以上の石を運び込んだという。
とてもカクリね・・・。
改修の済んだところはピカピカ。
赤は真っ赤だし、黄色は真っ黄っ黄だし・・・。
ちょとキレイ過ぎるんちゃうか?
- 解説
「ニンさん」の説明は詳しい。
いろんな話を聞いたんだけど、歩きながらでメモ取ってなかった。
かなりの部分を忘れちゃった・・・。
断片的に思い出したことだけ・・・。
【水がめ】
「紫禁城」のいたるところに直径2〜3mの巨大な水がめがあって、必ずカマドの上に据え付けられてるけど、何故か?
「それはポーカの為ね。北京は寒いから、凍らないよにずと火を焚いてたのね」
【石畳】
「紫禁城」の境内はレンガで造った石畳に覆われている。このレンガは深さ3mも積み重ねてあるが、何の為か?
「紫禁城」の堀は幅52mもあて、入ってこれない。皇帝は地下トンネルで侵入されるのを警戒したのね」
【敷居】
「紫禁城」の北端の敷居が切られているが、何故か?
「溥儀が子どもの頃に自転車でここを通る為に切たのね。昔からチュコクでは”悪いこと”は地べたを流れてると言われるのね。それでどこの家にも敷居がある。”敷居が高い”と言うのはいい事だたんですね。その敷居を切たので、清は滅びたと言われてるね」
面白いっ!
- コリア
どーでもいいけど、コリアにゃ参った。
ツアーが2組っくらい来てた。
そのガイドが拡声器なんか持ってる。
「ハンギャ、フンギャ、ホンニャ、ヘンギャラニナ、ハムニダッ!」
”うるせ〜よっ!”
「ニンさん」の解説が聞こえない。
何も、そんなに混んでる訳でもないのに・・・。
何で拡声器なんだよっ!
イライラしてくる。
チュコク人はあんまり違和感が無さそうだ。
無神経同士であんまり気になんないんだべか・・・?
そもそも、元々声がでかいくせに・・・。
ちったあ、周りを見ろよっ!
こういう神経が、外交関係に響くんだべな。
- 商業化
「紫禁城」を端から端まで歩いた。
ところどころは、省略もしてる。
でも、それもしゃーない。
キャンペーン・ツアーで贅沢は言えない。
ぴくりした事あるね。
城内に商業化されたスペースがあった。
1つは、城内に建物を改造して「スタバ」が入ってた。
ふえ〜〜っ!
もう1つは、掛軸の店。
こっちは、午前中の手の込んだ商いと同類だった。
中に入ると、説明の姉ちゃんがいる。
「今日はたまたま、ナントカ先生が見えてます」
チュコクでナンバー2の人間国宝だとか・・・。
「せっかくなので、実演してもらいまひょ」
みんなが取り囲んだ中で、掛軸を仕立てる。
「この出来立て、ホヤホヤを3万円で・・・」
ここでも売上は「紫禁城」修復の寄付とか言ってる。
「紫禁城」内で、政府公認の店だとか・・・。
やれやれ・・・。
- 晩メシ
今夜のご馳走は【北京ダック】
やっぱ、北京に泊まったら、これだしょっ!
ってなっくらいに良く見かける。
ちょー有名である。
でも、そんなにバクバク喰えるモンじゃない。
例によって、入り口に原形がぶら下がってる・・・。
スタッフがワゴンで運んでくる。
眼の前でさばくところを見せる趣向である。
どんどん喰いたくなくなるんだけど・・・。
実際、美味い「北京ダック」じゃなかった。
全体に干からびた感じだった。
そのわりに、あの皮のパリパリ感がない。
何だかねえ〜。
「北京ダック」以外にもいろいろ喰いモンがあった。
「青菜の炒めモノ」とか、「豆腐の旨煮」とか・・・。
好みである。
「北京ダック」よりこっちの方がいい。
「ダック」は若い衆にお任せした。
「え、いいんすか・・・?」
- 名物
名物「サソリの素揚げ」も出て来た。
これもお約束らしい。
前に来た時も目をつぶって喰ってみた。
何だか、ナマっぽくて美味くなかった。
何とも言えないぐちゃっとした食感を思い出す。
やっぱ、話題性は十分である。
娘っこたちもきゃーきゃー言ってる。
会社の同僚チームが勇気をふるって一斉に喰った。
「そんなに、ヘンな味じゃねえよ」
「川海老みてえだな・・・」
え、ホント?
良く見ると、身体の中の”具”が入ってないみたい・・・。
どれ、喰ってみっか・・・。
ホントだ・・・。
今回の「サソリ」は何だか淡白だった。
それはそれで、ちょと期待はずれだべや・・・。