北京市内観光のこと(3)【12/9】

  • シルク工芸店

 土産物屋はわかりやすい方がいい。
ちょとシルク製品の作り方の説明を聞く。
ちょと客にも作業を手伝わせたりする。
それから、製品の売り込みである。
 わかりやすい。
店員もみんな正直である。
”シルク製品を買って下さい”って身体中に滲み出てる。
ヘンに寄付だの、政府公認だのってえのは胡散くさっ。
どうせ、キャンペーン・ツアーだし・・・。
土産物屋攻撃は覚悟の上である。
 でも、「真綿のふとん」の作り方ってえのは初めて観た。
おカイコさんの偉大さに感服。
そして、チュコク人の根気の要る作業に感服。
敬意を払て、「ふとん」ならぬ「クッションカバー」を購入。
ついでに、缶ビールも仕入れた。
何で、シルク屋で缶ビールなんだ・・・?

  • 昼メシ

 今日は4大料理の1つ、【四川料理
「辛そうだねえ〜」
「そなことないよ。ここはそなに辛くないからタイチョプね」
「ニンさん」太鼓判だった。
 ま、とりあえずビール。
最初に出て来たのが、真っ赤な「麻婆豆腐」
げっ!
ソク、ビールで流し込んだ。
そりゃもう、辛いの、辛くないのって、あ〜たっ!
たちまち、大爆発。
アタマの中から、目の下あたりから、汗が吹き出した。
 以後、何を喰っても同じ味。
全部、熱い、辛い、しかわかんない。
もう、タオルのハンカチは汗が絞れそうである。
美味いとか、不味いとかいう問題とちゃう。
大我慢大会である・・・。

  • 「王府井(ワンフーチン)」

 お約束のフリータイム。
40分ほどブラブラすることになった。
でも、別に買うべきモンもない。
食材屋でも冷やかしに行こうかね。
ってんで、デパートをウロウロ・・・。
 「ニンさん」は道中、ず〜っと営業してる。
プロらしさを発揮して、いろいろ案内。
「月餅(ゲッペイ)」、「甘栗」、「ピーナッツキャンデー」・・・。
それぞれ試食させてくれた。
面倒いので、土産は全部「ニンさん」に頼んじゃった。
帰るまでにホテルに届くという。
 んな訳で、もう土産は不要。
つまみになりそうな、ピータンとかザーサイとかを見に行った。
でも、どこも観光客慣れしてる。
やたらに日本語の売り込みがすごい。
たんたん、うとしくなてきたね・・・。

  • 結婚式

 チュコクでは土曜日に結婚式が多いそうだ。
今日は、あちこちで結婚式があるだろうと「ニンさん」
結婚式は、なかなかデ〜ハらしい。
ギンギンギラギラで、大騒ぎするそうだ。
 「ニンさん」が見つけた。
「あ、あそこ、ケコンシキですね」
「え、どこ?」
「あ、あれかあ、ホントだ。カーニバルみたいじゃん」
バスの中が盛り上がる。
 たまたま、この場所は渋滞してなかった。
”ぶお〜〜〜っ!”
運ちゃん、猛スピードで走り抜ける。
当然、見損なったヒトもいた。
「何だよ!少しゆっくり走ってくれりゃいいのに・・・」
望むべくもない・・・。

 久々の天安門広場
相変わらずヒトは多いけど、前とは較べモンになんない。
自分の周囲5〜6mを歩くのは難儀しない。
前に来た時は地面が見えない状態だった。
 南北880m、東西500m、44万㎡だそうだ。
1949年の建国式典の時に整備された。
白い花崗岩を敷き詰めてある。
かつて、10月1日の国慶節には100万人が会したとか。
 広場の北端に国旗が掲揚されてる。
毎日、朝夕「天安門」前の道路が遮断されるそうだ。
紫禁城」から国旗を運び、掲揚し、また戻す・・・。
1日も欠かしたことの無い行事になってるそうな。

  • トイレ

 現在でもイベントがあると広場にジモティが集まる。
その数はざっと30万人だという。
この近辺にトイレは3〜4箇所しかない。
とっても追っつかないべ・・・。
 「ニンさん」いわく。
「タイチョプね。最近はずいぶん工夫されたね」
現在では、そこいら中、ところ構わず垂れ流しではないそうだ。
臨時トイレが出来るんだそうだ。
その為、この広場の周辺の歩道にはマンホールが沢山あるとか。
 確かにあった。
30cm×60cmっくらいの鉄板がはめ込んである。
歩道の端の方に何十枚も並んでいる。
これをビニールテントで囲って臨時トイレにするそうだ。
 中は”人類みな兄弟状態”らしい。
女性は四角い穴をまたぐ。
男性は四方から向き合って・・・だそうだ。
げっ・・・!