北京市内観光のこと(1)【12/9】

  • アメニティ

 腐ってもタイ。
さすがは5つ星ホテル。
アメニティは、いかにも「日航ホテル」らしい。
石鹸やシャンプー、ボディローションはもちろんある。
 びっくりしたのは「ツゲの櫛」
使うヒトには土産になりそうである。
とりあえず”お持ち帰り”にした。
でも、ウチの家系では使えるヒトはいないなあ・・・。
 部屋にはバスロブや、タオル地のスリッパも用意されてる。
これも点数高い。
タオル地のスリッパは気持ちいい。
熱い風呂に入って、暫らくバスロブで過ごせる。
ホテルならでは、である。
 レストランに朝メシを喰いに行った。
あ・・・。
スリッパ履きのご夫婦がいた。
よっぽど気持ちよくって、履き替えたくなかったんだべな・・・。

 今回のツアーでの楽しみの1つ。
「パンダ」である。
7:30にスタートして、朝一番にパンダ。
ま、それもいい。
それにしても、この時間にやってる動物園ってすごい。
 今日は、昨日と打って変わって快晴。
朝日が高層ビルや枯れ木の先端を照らす。
上空には「薄切り大根」の月。
何ともキレイなコントラストだった。
 動物園は公園と接してるらしい。
朝のトレーニングなんかするヒトがちらほら・・・。
いかにもチュコクらしあるね。

 動物園に着くと、「ニンさん」いわく。
「ちょと歩くけど、『金糸猴』観ましょ。チュコクしかいないね」
「金糸ザル」である。
中国固有のサルだそうだ。
ま、ちょと時間調整だったんだべ。
「熊猫館」からちょと離れてるけど、観に行った。
 「金糸猴」にも3種類あった。
ホントの金髪は1種類だけ。
あとの2種は黒い「金糸猴」である。
訳わかんない・・・。
 「金糸猴館」に着くと、黒いヤツが飛び回ってた。
きっと、金髪は裏側かな・・・?
でも、何故か「ニンさん」そこから動かない。
ばっくれて、2人で裏側を観にいった。
やっぱ、いた。
キレイな金髪である。
確かにこんなサルは見たことがない・・・。
 ふと気づくと、みんなゾロゾロと帰って行く。
え?
せっかくなのに、金髪観ないの・・・?

  • 「小熊猫」

 「熊猫館」が近づくと、「ニンさん」がいきなり振り向いた。
お、何だ?
「シ〜〜っ、静かに近づいてね」
「熊猫館」の手前に何かいるらしい。
そろりそろりと近づいてみた。
 「あ、『レッサーパンダ』じゃん」
レッサーパンダ」って生まれて初めて観た。
チュコクでは「小熊猫」なんだ。
2頭が歩き回ってる。
その内、我々に気づいて近寄って来た。
そして、立った!
 「わあ〜、可愛いっ!」
一斉に歓声があがる。
んなあるほど。
良く、テレビで見かけた景色はこう言うことか。
確かにこれは可愛いっ!

 次はいよいよ真打登場である。
お目当ての「ジャイアントパンダ」である。
薄暗い「熊猫館」に入って行った。
ガラス越しに、住まいの中が見えるようになってる。
 でも、見えるのは笹の葉っぱばっかし・・・。
ご本人の姿が見えない。
「ニンさん」いわく。
「今日はもう外に出てるみたいですね」
みんな一斉に外に出る。
 「いたあっ!」
両足を投げ出して、得意のポーズである。
ひたすら笹の葉っぱを喰ってる。
ほとんど無心に見える。
何でこんなガラの愛くるしい動物がいるんだべ?
自然に顔が緩んじゃうよなあ〜。

  • 写真撮影

 最初の1頭にギャラリーが殺到。
でも、ちょと距離が遠かった。
みんなカメラを構えてるけど、なかなか写真が撮れない。
ズームを使わないとちょと厳しい。
 「あ、こっちの方が近くにいるわよっ!」
誰かが叫んだ。
みんな一斉にそっちの「大熊猫」に殺到。
大撮影大会である。
ま、ご本人はまったく関知せず・・・。
 どーでもいいけど、お坊ちゃまを想い出す・・・。
このガラといい、素振りといい・・・。
そー言えば、「シーズー」も中国犬だったっけ。
共通点があるんかな・・・。
何だか、「大熊猫」は鼻に沁みた・・・。