北京郊外観光のこと(4)【12/8】

  • 「雑技」

 昼間、「ニンさん」からオプションの案内があった。
「雑技」である。
「チュコクの『雑技』は面白い思うね。オススメよ」
勧誘は熱心だった。
「ホテルでテレビ観てるより、よほど面白いね」
結局、14名が行くことになった。
 でも、我が家には淡白だったなあ・・・。
「我々はいいです」
「はい、わかりました。有難うございます」
ヤに素直だった。
嫁さんの「来るなオ〜ラ」のお陰だべか?
 っとは言え、「雑技」は前回来た時に観たんである。
それも、ナンバー1の「上海雑技団」
これ観ちゃったら、他はやめといた方がいいっしょ?
そんな「オ〜ラ」が出てたんだべか・・・?

  • 大渋滞

 どーでもいいけど、すごい渋滞である。
よっぽど移動時間を計算しないと大変だべな。
「ニンさん」の計算は確かだった。
「火鍋」の後は「雑技」の劇場に開演10分前に到着。
あとは、5名をホテルのお届け・・・。
 ところが、このあとの渋滞のすごいこと!
もったもったら、急発進、急停車の繰り返し・・・。
渋滞の中とは言え、気は抜けないらしい。
少しでもすき間を作ると割り込まれる。
まあ、あずましくな〜い。
 しかも、相変わらずバスが寒い。
どう考えても暖房が効いてないとしか思えない。
「ニンさん」に頼んでみたけど、芳しい返事はなかった。
「ヒーターは前後にあるけど、どうしても後ろは弱いかも・・・」
っみたいな・・・。
そんなバナナって思うけど、チュコクだしなあ・・・。
結局、劇場からホテルまで1時間もかかった。

  • スポーツジム

 「日航新世紀飯店」は5つ星。
立派なんである。
スポーツ施設も充実してる。
ちょと探検に行た。
 宿泊客はプールやサウナも無料だった。
でも、思いっきりロビーを通らないと行けない。
出来れば、短パンにサンダルで行きたいよなあ・・・。
チュコクだから、それもありかも・・・。
 テニスコートもあった。
インドアだけど天井が高くて、贅沢な造りである。
ジモティのオッサンが、スタッフ相手に打ってた。
スタッフがヒッティングパートナーをしてくれる仕組みらしい。
1時間で150元(約3,000円)だった。
 スタッフはなかなかの腕前だった。
オッサンのバカヂカラにもぜんぜん涼しい顔。
十分に肩を入れて、楽々受け流して打ってる。
テニスの裾野も広そうである。
恐るべし・・・。
分母が13億ってこたあ、そーゆーこった。

  • 熱発

 部屋に戻って又、風呂で暖まる。
これだけ寒いと湯船がクセになりそうである。
暖まって、風呂から上がると嫁さんの様子がおかしい。
「何だか、寒気がする・・・」
 へ?
そりゃ、熱発だべさ。
無理も無いかも・・・。
どこへ行っても寒かった。
さらに、1日中寒いバスの中だったし・・・。
困ったちゃんである。
 「クスリ飲んで寝た方がいいな」
「そうするわ」
乾燥対策は万全である。
厚着して、スペアの毛布掛けてベッドに押し込んだ。
今夜は1人で、夜中のビールである。
何てったって、腹減ったもん・・・。

  • 四大料理

 「ニンさん」が説明してくれた。
チュコクの四大料理ってえのがあるそうな。

    1. 山東料理】・・・ベースは黄河下流に生まれ、これに回教料理、モンゴル料理などが加わり発達した。「北京料理」もその1種。こってり、塩味、高カロリーが特徴で、「北京ダック」「ジンギスカン」「火鍋」なんかがあり、宮廷料理も影響してるそうな。
    2. 上海料理】・・・長江下流に発達した江南の地方料理の集大成とか。甘辛濃い〜い目の味付けが特徴で、「上海ガニ」「スッポン煮込み」「フカヒレ煮込み」などがあるそうな。んまそ〜。
    3. 広東料理】・・・広州を中心とした珠江流域に発達した。「食は広州にあり」と言われるチュコクで一番の味自慢。「ヘビ」「カエル」「ゲンゴロウ」など、食材は豊富で、味付けは淡白でまろやか。日本人に馴染みやすく、広州は「飲茶」も本場。
    4. 四川料理】・・・長江の上流、四川盆地で育まれた刺激的な料理で、盆地特有の夏のクソ暑さ、冬の鬼の寒さに耐えられるように、唐辛子やスパイスをガンガン効かせている。「麻婆豆腐」は成都の「陳婆さん」が考案したとか・・・。

今回は【上海料理】は予定にない。
いかにも高そうだもんなあ・・・。
明日は北京市内観光だ。