北京情報のこと(3)【12/8】
- 宿泊
今回の宿泊は「日航新世紀飯店」
あの「日航ホテル」である。
ちょっとマユツバな気はするけど、5つ星なんである。
昨年、改装したそうだけど、やっぱちょと古いあるね。
予想に違わず、日本人客がめっちゃ多い。
でも、ジモティも結構使ってる。
こっちはビジネスや、親族郎党の宴会とかが多い。
到着した時も、宴会帰りみたいな酔っ払いがウロウロ。
酔っ払いも、日本でひと昔前に見かけたスタイルである。
何となく、レトロあるね。
どーでもいいけど、ホテル全体がタバコ臭い。
部屋も臭いがしみついてた。
ジモティはタバコ好きらしい。
しかも、マナーもヘチマもありゃしないわよ。
ロビーでもどこでも、くわえタバコ。
そこへ、日本人観光客が図に乗ってマネする。
あずましくな〜い。
- 朝メシ
例にもれず「ブッフェ」である。
ひと通り、眺めてからイケそうなのを拾ってきた。
でも、洋食は不得意らしい。
とっても5つ星のレベルじゃあ無さそうな・・・。
「コーヒー」も失格。
「パン」もヘタクソ。
「ハム」や「マッシュポテト」もイマイチだったなあ。
まともだったのは「ボイルドエッグ」くらい。
誰でも出来るか・・・。
反面、美味かったのは「お粥」
「白粥」と「野菜粥」があった。
「お粥」なんかみんな一緒と思われる。
そこがシロートの赤坂見附っ!
でんでん違うんである。
両方とも、最高級の美味しさだった。
ちょと幸せ・・・。
- 治安
今日は北京郊外の観光である。
6年前に積み残した世界遺産を観に行く。
あの時は、メーデー連休の真っ只中。
ヒトもクルマも大渋滞で動けない。
現地のガイドもお手上げ状態で、ひたすら謝ってた。
結局、「万里の長城」と「紫禁城」しか観てない。
しかも、観たのはほとんどヒトの頭ばっかし。
ず〜〜っと押し合いへし合い状態。
汗びっしょりで、クタクタだった。
今回はそのリベンジである。
「ニンさん」から注意があった。
「チュコクは治安は悪くない。でも、トラブルは多いね」
最近は物売りと観光客のトラブルが絶えないとか・・・。
典型的な手口を2つ。
- 手品師型・・・支払った札を受け取った瞬間に、小額紙幣にスリ替えちゃう。「タメタメ、これじゃおカネ足りないあるよ」と要求する。
- グローバル型・・・支払ったつり銭を、どっか訳のわかんない国の通貨で返す。島国の日本人はまったくわかんないあるね。
- BEIJING(ペイチン)
国際都市・BEIJING。
「ニンさん」も説明にチカラが入る。
市の面積1万7千平方キロ、四国と同じだとか。
戸籍人口は1,400万人。
戸籍の無い、流動人口が400万人。
その他、もろもろ2千万人弱がうごめいてるらしい。
チュコクには、「直轄市」が4つあるという。
上海、天津、重慶、そしてBEIJINGだそうだ。
他に「自治区」が5つ。
これは少数民族の暮らす地方だという。
「新疆ウイグル」とか「チベット」「内モンゴル」などなど・・・。
大陸は広いし、オリエンタル独特の気質がある。
そりゃ、統率は難しいべな。
- 交通
BEIJINGのクルマの数は350万台とか。
TOKYOが800万台というから、それほど多くない。
でも、慢性大渋滞である。
そりゃ、何てったって「13億の無神経」である。
とてもじゃないけど、こんなとこでクルマ運転する気になんない。
インフラはかなり整備されてる。
広い車道と、チャリンコ道と、歩道がきちんと分かれてる。
一応、信号もある。
横断歩道もある。
ただ、”歩行者保護”んな〜んて発想はない。
信号の色もあんまり気にしてない。
青信号で横断歩道を渡ってても油断出来ない。
右折、左折のクルマがぶわ〜っとか突っ込んでくる。
思わず蹴飛ばしてやりたくなる。
でも、そんな事したら大変である。
「愛国無罪」とか叫びながら襲われたら恐い。
でも、「無神経」もわからないでもない。
チャリンコもヒトもうじゃうじゃいる。
マトモに譲って待ってると日が暮れちゃうってこって・・・。
ま、事故が無いこたあ考えられないべな。
- 物価
ガソリン代は、1リットル80円とか言ってた。
これはトンでもない値段だそうだ。
今や、格差が果てしなく広がってる。
平均所得ってえ言い方が難しくなってるそうだ。
でも、明らかに日本の数分の1だんべ。
クルマも高いらしい。
輸入車は軒並み、1千万円クラス。
チュコクとの合弁会社のクルマだったら、日本と同じくらい。
これもなかなかハードルは高い。
チュコクの国産車なら、何とか手が出せるとか。
ビール代も目安になった。
ホテルのビール代は、スーパーの10倍だそうだ。
確か、ミニバーの缶ビールは40元(約600円)っくらいだった。
ってえ事はスーパーなら60円か・・・?
歪んでるなあ・・・。
明日は北京郊外の観光だ。