北京情報のこと(1)【12/7】
- 北京国際空港
18:00の予定が30分ほど早く到着。
よっぽどフォローの風が強かったんだべか・・・?
現地スルーガイドもアワ喰ったらしい。
慌ててふっ飛んで来た。
久々に、「入国カード」「検疫書類」「関税申告書」を書いた。
最近は、こんなの書く機会が減ってて、マゴマゴしちゃう。
それと、字が小っちぇえ!
老眼にはつらい。
空港に降り立ってびっくり。
すごい立派な空港である。
2000年に一期工事が完了したという。
やっぱ2008年のオリンピック対策なんだそうだ。
更に工事中で、もっと大きな空港になる予定なんだとか・・・。
恐ろしや・・・。
- トイレ
早速、空港のトイレを利用。
興味津々である。
あの6年前のイメージが拭えない。
あの、悪夢のような景色が蘇ってくる。
あれっ?
立派なトイレだった。
キレイで、臭いも何もない。
デザインは何となく野暮ったいけど、まるでトイレみたい・・・。
ちょっと期待はずれ・・・。
何を期待してたんだべ?
清掃スタッフは24時間常駐らしい。
後ろに立って、じっと使い終わるのを待ってる。
その場を離れた瞬間に掃除する。
それはそれで、何か落ち着かないんだけど・・・。
でも、ジモティはガンガン汚す。
やっぱ、ジモティの質は何ら変わってないことが良くわかった。
オリンピックまでにトイレの使い方っくらい指導しなきゃ・・・。
”臭いニオイは元から断たなきゃダメっ”
- 内陸性気候
寒かった。
何とも独特の寒さだった。
10年ぶりに北海道の寒さを思い出した。
バリバリに乾燥した底冷えである。
北京は典型的な内陸性気候で、慣れるまでが大変なんだそうだ。
まだ、完全武装じゃなかったので凍みるぜ・・・。
現地ガイドと合流。
スーツケースを転がしてバスまで移動。
いざ、バスに乗り込んでみてひっくり返った。
「何だ、このタバコ臭さはっ!」
「運転手が待ってる間にタバコ吸ってたんじゃないの?」
「っざあけやがって、トンでもないヤツだ!」
しかも、寒いっ!
暖房が効かないのか、異様に寒いっ!
帽子もダウンジャケットも脱ぐ気にならない。
臭いっ!寒いっ!くさむいっ!
- 現地ガイド
面白いガイドだった。
名前は「任(ニン)さん」
年のころで、40っくらいかな・・・。
いかにもベテランの、プロらしいガイドだった。
開口一番、
「お迎えが遅れて申し訳ありませんっ!」
異国の空港に降り立った時に、ガイドが見えないのは不安だったべ。
やっぱ、慣れは恐ろしい・・・。
自問自答しながら、ひたすら謝ってる。
別にそれほどのこっちゃじゃないんだけど・・・。
「ニンさん」は終始プロらしさを発揮してた。
空港から、晩メシのレストランまでの道中で、注意事項は全て話した。
プラス、最近の北京情報を存分に話してくれた。
雑学ミーハーにとってはオイシイ・・・。
早速、メモしまくり状態だった。
- 中国ナマリ
「ニンさん」の日本語は完璧だった。
誰が聞いても絶対に、”あ、中国人あるね”っとわかる。
マンガにでも登場しそうな典型的な中国ナマリだった。
今どき、これっくらいわかりやすい中国ナマリも珍しいんじゃないべか?
「チュコクのトロは、古い、新し、すぐわかるね」
”ふんふん・・・”
「何故、わかるか?何故か?それはカイロチュね。新しトロは木がちさいね」
”んなるへ”
「チュコクのトクトクのカイロチュは、ポプラとエンジュね・・・」
ふと気づいた。
「ニンさん」は全部、漢字を日本語読みしてんじゃん。
「シキンジョン」、「テンアンモン」、「イワエン」・・・。
これは、あんまし良くないべや。
ネイティヴの発音でいいのに・・・。
ってえ事は、「ニンさん」って名前も日本語読みなんだべな。
やっぱ、オールドタイプのプロのガイドなんだ・・・。