挨拶の雑感16

  • 駅前

 東京通いが多い、今日この頃・・・。
JR駅前で見かけるメンツもお馴染みになってきた。
チャリンコ置き場のオッサンとか、「協賛党」のオッサンとか・・・。
必ず元気に挨拶してくれる。
 ほとんど通行人全員に挨拶してる。
「お早うございますっ!行ってらっしゃいっ!」
通行人もつい反応する。
「あ、お早うございます。ご苦労様ですっ」
っとか・・・。
 そーいうモンだよなあ・・・。
挨拶って、されたら自然に返すよなあ・・・。
シカトするってのは、よっぽど努力が要るよなあ・・・。
それが出来るのは、ある意味、尊敬に値するのかも・・・。

  • アラテ

 今週は新手がいた。
初めて見るメンツだった。
やっぱ、タスキを掛けてチラシを配ってる。
チラシを見ると「民衆党」だった。
「神奈川県第x区総支部」とか書いてあった。
 個人のコマーシャルが”ど〜んっ”と載ってる。
松下政経塾出身っ」
なんるへ。
これがウリらしい。
 チラシのテーマが眼を引いた。
「高校における日本史必修化に向けて・・・」

 文部科学省が作成した学習指導要領において、必修科目は世界史であり、もう1科目が地理と日本史からの選択となっているのである。
 日本の高校生の歴史教育は、自国の歴史である日本史は選択制で、外国の歴史である世界史が必修となっているのである。外国の歴史を学ぶことも大切である。しかし、本当の国際人になるためには、まず自国の歴史や伝統、文化を知らなければならないはずである。自国のことを知ってこそ、世界史を学ぶ意味もあるはずである。
 神奈川県を例に取ると、県立高校の生徒のうち、日本史選択は約7割にとどまっており、約3割の生徒が一度も日本史を勉強しないで卒業しているのである。日本人の教育にとって、大事な事は何か?このことをしっかり考えて、教育改革を行う必要がある。

 ふうん・・・。
「国際人」ねえ・・・。

  • 「動機づけ」

 逆も言えるべ・・・。
7割もの生徒が日本史を選択してるんだ。
ってこたあ、その気になりゃ、勉強出来る環境はあるんだ。
あとはどれだけその気になるか・・・?
要は、自分で勉強すりゃいいんだべや。
 教育で大切なのは「興味を持たせる」事だと思う。
要するに「動機づけ」
当世の高校生は忙しい。
受験の為に、余計なことはやってらんない。
歴史の勉強なんか、したくても出来ないかも・・・。
 どうせ、教科書だって最後まで終わる訳じゃない。
縄文式土器」だけが記憶に残ってたりする。(おめえだべや!!)
ほとんど、消化不良なんである。
「現代史」から授業を始めるなら別だけど・・・。
 ひょっとすると、日本史教育は発達出来なかったのかも・・・。
何せ、GHQによって一度は廃止されたという。
教育の空白が生じた可能性もあるべ。
でも、やっぱキーは「動機づけ」だべや。
「興味を持たせる」事が出来りゃOK。
いつか、絶対に自分で勝手に勉強するべ・・・。

  • 「修身」

 GHQに廃止された授業は他にもあったらしい。
「地理」と「修身」だそうだ。
ま、「地理」も環境は「日本史」と同じだんべ。
でも、「修身」だけは違う。
 日本人の歴史音痴は世界的に有名だそうだ。
「短期海外遊学」とかしてきた衆はコテンパンにやられるらしい。
「え〜〜っ!自分ち国の歴史も知らないのお〜っ?」
思いっきりバカにされるらしい。
しょうがないわな。
バカなんだから・・・。
 んなこたあ、どーでもいい。
単なるバカで済む。
でも、「修身」の廃止は、GHQの「犯罪」だったと思う。
これはバカにされる程度じゃ済まないべやっ!
ニンゲンそのものが否定されちゃう。
 「ったく、日本人ってのは挨拶も出来ない・・・」
こんな寂しいこたあない・・・。
「修身」こそ復活させるべきだべや。
必修中の必修だべさ。
これだけは何をおいても手を抜いちゃいかんざきっ!

  • 協賛党

 2〜3日して、協賛党のオッサンがいた。
駅前に、すっかりお馴染みの元気な挨拶が響く。
「お早うございま〜すっ!行ってらっしゃいっ!」
そして、いつものチラシを手渡してくれる。
 「議員団ニュース」である。
今回は、”市民集会”の報告が載ってた。
この街の「H幡山公園」に230人が集まったという。
議員の挨拶の抜粋があった。

「安倍新首相は、改憲を5年以内に行うと明言し、今国会改憲手続き法=国民投票の強行を狙っています。
 そして、これまで自民党政府の公式見解として「出来ない」としてきた「集団的自衛権の行使」についても研究していくとし、「戦争する国づくり」を進めるとともに、臨時国会では、教育基本法の改悪を最重点課題として愛国心の強制による「戦争する人づくり」を進めようとしています。
 戦争をする国家体制の整備と、大企業の利益を軍事面からだけではなく、財政面からも支援するために、その財源確保として社会保障費の更なる改悪と消費税などの庶民への大増税が行われようとしています」

 ん〜〜ん・・・。
うなってしまった。
「戦争する国家体制」ねえ・・・。
野党はこれっくらいでちょうどいいのか・・・。
「民衆党」は過激さが足らないか・・・。