世代問題の雑感32

  • シリーズ物

 旭新聞の日曜版に求人欄がある。
そこに「仕事力」ってコラムがくっ付いてる。
若い衆に向けての仕事のアドバイスみたいな・・・。
いつも、すげえビッグな方が登場する。
んなんだけど、今回はちょっと首が傾いちゃう・・・。
 「中林修=」・・・。
あの「青色醗酵大王怒」の・・・。
勝てば官軍、言いたい放題!
きっと担当者も”しまった”って思ってるべな・・・。
 4週連続企画モンである。
一旦載せちゃった以上、どーしょうもない。
4回は続けなきゃなんない。
何だかんだ、メディアの影響力は大きい。
これで「プー」が増えたらどーすんだ?
ってな内容だった。
 ヤなら読まなきゃいいべや・・・。
っとは思う。
そーなんだよなあ・・・。
何故、読むのさ?
いい仕事したのは事実だから・・・。

  • 同世代

 このおっさん、我々とトシは大して変わらない。
ほぼ、同世代なんである。
どっちかって言えば、頑張って欲しい。
ってゆ〜かあ、この国を引っ張って行くべき世代だべさ。
声を大にして言いたい。
”毛唐みたいな顔してんじゃね〜よっ!”
 そろそろ「喰い逃げ」世代が退場しつつある。
まさに喰いっ散らかし状態。
おっさんの言うとおり、教育はズタズタ。
子どもが平気で親を殺し、周りが壁紙にしか見えない。
働くなんてバカらしいと考える子どもがうじゃうじゃ・・・。
 この後、誰が面倒見るのさ。
おっさんの言ってるこたあ、間違っちゃいないと思う。
でも、自分だけ逃げといて遠吠えはないっしょ?
”やってるこたあ一緒”って言われちゃうべや。

  • 「理系」

 4回のシリーズで一貫してたこと。
それはひたすら「理系」を美化すること。
「理系」は全て磨けば必ず光る原石みたいだし・・・。
「理系」だけが貴重品だし・・・。
「理系」以外の仕事なんかロクでもない。
そう言いたげである。
 ”これだから「理系」は・・・。”
って言われちゃうんだよなあ・・・。
偏狭だとか、視野狭窄だとか、独善的だとか・・・。
でも、職人はそれでいいのかも。
ま、それっくらいの方がいい仕事が出来るのかも・・・。
 それはそれとして・・・。
あとはモノの言い方だんべな。
勝てば官軍だから何を言ってもいいのか?
百歩譲って、言ってもいい。
でも、言うなら日本の真ん中で言えよっ!

  • 喜び

 おっさんが渡米して間もない頃のエピソード。
突然、ある毛唐が訪ねてきたそうな。
聞けば、山歩きしていて道に迷ってしまった事があった。
その時、醗酵大王怒のキーホルダーで無事下山出来た。
「あんたは命の恩人だ!」っと握手されたとか。
 おっさん、嬉しかったそうだ。
その他にも社会貢献出来てると自負してる。
アフリカに太陽光発電と、醗酵大王怒で光をもたらした。
醗酵大王怒は消費電力を大幅に削減できる。
アメリカ全土に普及すれば、火力発電所が150基不要になる。
正に研究者冥利に尽きるんだべな。
 おっさんはその喜びが捻じ曲がって表出するらしい。
自分は日本の教育の被害者だ。
徳島の田舎のオンボロ研究室で不遇だった。
渡米したら「スレイブ・ナカマラ」と呼ばれた。
文句ばっかし・・・。

  • 成功者

 世の中で成功するヒトは多くない。
そりゃ、「文系」だろうが「理系」だろうが同じだんべ。
とりあえず成功すりゃ、勝ち。
その後、どうなろうととりあえず、勝ち。
ま、それはそれでもいいんだべな。
 成功者はホンの一つまみしかいない。
努力したヒトが全員成功するんなら、こんな楽なこたあない。
成功者は間違いなく環境や運にも恵まれてる。
自分のチカラだけで成功するなんてこたああり得ない。
っとは思わないんかなあ・・・。
 このおっさんだって、オンボロ研究所を与えてくれたヒトがいた。
海のモノとも山のモノともわかんない小僧に・・・。
ヘタすりゃ、単なるゴクツブシで終わるかも知んない小僧に・・・。
間違っても裁判起こす相手じゃね〜べや。
 そんな日本的感覚はダメだって言うかも知んない。
そんなおっさんに日本を引っ張ってもらうなんて夢のまた夢だべな。
んなら、そのまま毛唐になっちまえっ!
2度と帰ってくんなっ!
うざいっ!
そして、旭新聞はミスキャストを反省しろっ!
って言いたい・・・。