メディアの雑感35

  • 求人

 「旭新聞」の日曜版に特集がある。
毎週、「旭求人」ってなコーナーに1面を費やす。
ここで、月替わりに著名人が登場。
このヒトが4週にわたって、仕事についてヒトコト。
 いろんなヒトが登場した。
日本の財界をリードしてるヒトビトが多い。
ま、ほとんど顔と名前が一致する。
トヨダのチョーさん、ギャノンのオテアライさん・・・。
バリバリである。
 そしてやっぱ、それなりの一家言を持ってる。
説得力がある。
そりゃ、成功したヒトなんだからあったり前か・・・。
さぞ、求人欄を見る人々のやる気に資するんだべな・・・。

  • 異色

 今週は、このコーナーにちょっと異変があった。
何故か、違和感いっぱいの顔が載ってた。
例のお騒がせ教授である。
「中林修=」
”青色醗酵大王怒”を開発したとか、ヘチマとか・・・。
ま、仕事してるのは確かなんだろうけど・・・。
なんで・・・?
 このヒトの印象はとってもあずましくな〜い。
決して足跡がキレイに見えない。
とっとともらうモンだけもらって、外国に逃げて・・・。
何で、こんなコーナーに出てくるんだべ?
場違いだべさ。
 1954年生まれ。
「ポスト団塊」の同世代なんだけど・・・。
まったく尊敬出来ない。
どれだけ、カネになる研究をしたか知らんけど・・・。
どんなに立派なことをのたもうても、読む気になんないなあ・・・。

  • 理系

 読む気になんないけど、読んだ。
やっぱし・・・、って感じ。
日本の教育についてクソミソに言ってる。

 日米ともに、小学生は変わりません。夢や希望を持ち、やる気にあふれ、科学者になりたい、音楽家になりたいと考える。アメリカの小学生はそのまま夢に進む教育を受けますが、日本は我慢させ、その芽も摘んでいく。これは非常にはっきりしています。
 私も、辛抱して苦手な世界史などの暗記科目もがんばれと教育されました。大学まで進めば君のやりたい勉強ができるから、という教師の言葉を無理やり自分に言い聞かせ、押さえ込んできたのです。本当に興味が持てる学習ができたのは、大学も後半になってからですが、今も私の中には無為に過ごさざるを得なかった怒りが渦巻いています。

 怒りやすい性質らしい。
ま、勝てば官軍。
言いたい放題である。
日本の教育は貧しい。
従順な永遠のサラリーマンを大量生産するだけ・・・。
 この教育制度で、ずいぶんムダな時間を奪われた。
世界史の勉強なんか無為な時間だった。
やっぱ、大切なのは理系だ。
理系の仕事は世界の要請だ。
 そんな貧しい教育環境でも、自分のような傑物が出た。
自分って偉いべ。
どうだ、参ったか!
次は「文部科学省」相手に訴訟でも起こすってか・・・。

  • 意図

 ま、このヒトがこうのたもうても何も不思議じゃない。
むしろ、”らしい。”
不思議なのは「旭新聞」の意図である。
このコーナーって何なのさ?
仕事の考え方についてアドバイスをもらうコーナーじゃないの?
 こんな記事読んだら、プーはどう思うか?
絶好の逃げ口上を提供しそうだべや。
”やっぱ、教育が悪いんじゃんっ!”
”仕事に就けないのは、オレの所為じゃないべや!”
”国の制度が悪いんだべさっ!”
ま、プーが新聞読めば、の話だけど・・・。
 ひょっとして、それが意図かな・・・?
間接的に政府批判をしたい・・・?
このオッサンなら過激に書いてくれそうだとか・・・。
思いっきり、外してるよなあ・・・。
そんなこったから「チョーニチ」っとか言われちゃうんだべさ。