北欧のビールの回想のこと

  • 贅沢品

 って言われりゃ、そーかも知んないけど・・・。
まあ、常軌を逸してた。
これだけビールの値段が高いとこは他にないべ。
当ったり前のように、1杯が千円以上。
 北欧全体が物価は高い。
でも、その中でもビールは頭抜けてバカッ高い!
ヒトの足元見やがって・・・。
確かにだんだん感覚がマヒマヒになってくる。
千円以下だと安く感じたりして・・・。
 贅沢品は消費税25%。
タバコも同率。
これがどうも釈然としないよなあ・・・。
タバコは1,200円でも2千円でも構わんと思う。
でも、ビールと一緒にしないで欲しいよなあ・・・。

  • 両替

 今回、キャッシュは5万円っくらい両替した。
そのほとんどがビール代で消えた。
1回の食事で2〜3千円かかるから当然か・・・。
その他にカードでも支払ってる。
信じられん・・・。
 同じメンバーの「吉Dさん」の奥さまとそんな話をした。
「ホントに高いわよねえ・・・」
って言いながら、良く飲むし、買うし・・・。
豪快なカネの使いっぷりだった。
 ここんちは財布を全て奥さまが握ってる。
ご主人は注文を出すだけである。
成田で10万円両替してきたそうだ。
更に行く先々で2〜3万円ずつ両替してる。
我が家の数倍使ってる事だけは間違いない。
 嫁さんに言われそうである。
「ウチなんか可愛いモンじゃない・・・」

  • 北欧ブランド

 ビールはバカみたいに高い。
でも、いろんなブランドに出会った。
コペンハーゲン」のトランジットの時に飲んだ「Tuborg」
これは結構美味かった。
 「シリヤライン」の飲み放題は「Koff」
イヤシイからガブガブ飲んで酔っ払っちゃった。
でも、あんまり美味いって印象は無かったなあ・・・。
ちょっとライト系かも・・・。
 ノルウェーに行ってから値段がハネ上がった。
そりゃもう、味わって飲まないともったいない。
圧倒的に多かったのは「Hansa」
気合入れて味わった所為か、コクがあって美味かった気がする。
ベルゲンの空港にあった「Hansa」直営店のドラフトは美味かった。
でも、1杯1,600円はねえべ・・・。
 もう1つ、「Ringnes」ってブランドがあった。
これもちょっとライト系かな・・・。
慣れもあろうけど「Hansa」の方が美味かったかも・・・。

  • 「マック」

 ノルウェーの北の外れに「トロムソ」って街があるそうな。
北緯69度40分。
ここがビール醸造最北の地だそうだ。
ここのブランドが「マックビール」って言うんだそうだ。
飲んでみたかったけど、遂に見かけなかった・・・。
 「コペンハーゲン」では何ってったって「Carlsberg」である。
国の代表みたいなブランドだし・・・。
そんなに美味いとは思わないけど、ま、無難なとこで・・・。
いっちょ前に輸出してんだよなあ・・・。
あの値段じゃ、海外で絶対に売れないと思うんだけど・・・。

  • 「ブリュワリー」

 実は日本のビールのルーツはノルウェーだった。
最初の醸造所は横浜・山手の外国人居留地だったとか。
1869年のこってある。
その名も「ジャパン・ヨコハマ・ブリュワリー」だった。
でも、ここんちはすぐに廃業。
 1970年に、別口がオープンした。
「スプリング・バレー・ブリュワリー」である。
ここはノルウェー生まれの毛唐が経営してた。
「ウィリアム・コープランド」という醸造技師だったそうな。
 これが日本のビールの祖。
後に「麒麟麦酒」に引き継がれた。
思わぬところでノルウェーとつながってた・・・。