「ベルゲン」〜「コペンハーゲン」のこと【8/12】
- 「オスロ」経由
本日のフライトはまず14:05発「SK268便」
で、14:55「オスロ」着。
んで、16:10「オスロ」発の「SK461便」に乗り換え。
「コペンハーゲン」は17:20着。
っのはずだった。
ところが、ところが・・・。
いきなり「Delayed」の表示である。
変更時刻は15:30になってる。
そいじゃ、乗り継ぎは間に合わんべや。
「ヒロミさん」交渉開始。
「乗り継ぎがあるのに、どーしてくれるのっ!」
カウンターの姉ちゃんは泰然たるモンである。
「オスロ」発の乗り継ぎ便を待たせておくとか言ってる。
だから安心して乗って行け・・・。
ホンマかいな・・・?
でも、それ以上言いようがない・・・。
- 再会
チェックインカウンター前ですったもんだ・・・。
ふと隣のカウンターを見ると10人っくらいの日本人がいた。
”おや、どこのツアーだべ?”
何と「ΤBX」だった。
”ふえ〜っ、珍しい。北欧で催行されたツアーがあったんだ!”
お客さんはステッカーをバシバシ貼ってある。
どっから見ても、すぐわかる。
従順なお客さんで、添乗員も楽だべなあ・・・。
ラッキーな添乗員はどんな顔してるんだべ・・・?
ん?
「あ゛〜〜〜っ!」
「加藤悦っちゃんだっ!」
「うそっ!」
2年前に「エジプト・ツアー」でお世話になった添乗員である。
あの、忘れられない「エジプト」である。
信じられない・・・。
すぐに記念写真を・・・。
大騒ぎである。
やっぱ、10名さまはツアーじゃなかった。
どこぞのお金持ち会社の注文旅行だとか・・・。
これから「ストックホルム」に行くんだそうだ。
豪華「ノーベル賞ディナー」ってのがあるらしい・・・。
お金って、あるとこにはあるんである。
それにしても、地球は狭いなあ・・・。
- 「ベルゲン空港」
フライトが1時間半も遅れた。
って事は、待ち時間が3時間になったってこった。
ほとんどの団体ツアーが、空港には2時間前に到着させる。
ま、何があるかわかんないってこって・・・。
その為に、慌ただしい「ベルゲン」半日観光だった。
11:00から昼メシ喰った。
バタバタと空港に駆け込んだのに・・・。
チェックインを済ますと後はどーしよーもない。
セキュリティチェックを通って、出発ロビーまで行ってみた。
売店が1つとカフェが1つ・・・。
後はベンチで待つしかない。
幾ら何でも、そりゃ退屈である。
もう一度、外に出ることにした。
空港内の施設を隈なく見て歩いた。
「セブン-イレブン」があった。
ここにはちゃんと弁当があった。
「カレー弁当」とか「ナシ・ゴレン弁当」とか・・・。
売れるんかどうかわかんないけど、なかなか徹底してる。
でも、小っちゃな空港である。
幾ら、ノルウェー第2の都市でも人口22万人じゃあねえ・・・。
ひと回りしたら、すぐにヒマになっちゃった・・・。
まだ、2時間以上あるぜ・・・。
- 「Hansa」
おっ!
「Hansa」の直営店を発見。
如何にも本場の「ブリュワリー」っみたいな・・・。
さぞ、美味いドラフトビアを飲ましてくれるんだべな・・・。
メニューを調べる。
字が読めない。
夫婦揃って、老眼が進んでる・・・。
「ま、何でもいーじゃん。ビッグ2つっ!」
大振りな逆三角フラスコみたいなグラスが出て来た。
何だか、見た目美味そうである。
代金と引き換え。
カードで払った。
めまいがした。
76NKR(約1,600円)である。
高っけえ〜っ!
ビールの量も600mlと、意外に少なかった。
これで何とか2時間持たせなきゃ・・・。
- 奈良漬
30分前に出発ロビーに戻った。
何だか酔っ払っちゃったい・・・。
ほとんど奈良漬状態である。
ビールってちびちび飲むと、ヤに回るなあ・・・。
再度、セキュリティチェックを通る。
スタッフの姉ちゃんが航空券を見せろという。
「はいよ」
何だか前の方が渋滞してる。
カナモノをいっぱい身につけてビービー鳴らしてる毛唐がいた。
更にバッグにパソコンを突っ込んだまんま・・・。
”ったく・・・。”
何も考えてないんだべな。
いま時、こんなヤツがいるんだ・・・。
嫁さんなんか、いつもベルトまで外してんのに・・・。
やっと前に進んだ。
又、姉ちゃんが航空券を見せろという。
「たった今、見たべやっ!」
思わず凄んでしまった。
「オ、オーライッ、ゴーアヘッ・・・」
しょーもない「酔っ払いオヤジ」である・・・。
- 合流
戦線離脱した「藤I夫妻」とは「オスロ」で合流。
「コペンハーゲン」行き便の搭乗ゲートで待ち合わせだった。
ゲートまで猛ダッシュである。
3日ぶりの再会だった。
結局、「オスロ」の病院に入院したという。
さぞ心細かったんじゃないべか・・・。
でも、ご主人が旅慣れてるから心配なかったかな・・・。
大変な旅行だったべな・・・。
ところで、飛行機の姿が見えない。
「あ〜、さっき飛んで行きましたよ・・・」
「藤Iさん」が事も無げに言う。
「ヒロミさん」が憮然としてる。
”ったく・・・。”
ま、いっか。
急ぐ旅でもなし・・・。
次の「コペンハーゲン」行きは17:45だ。
ホテル着が1時間半遅れるだけである。
- ホテル
今夜の泊まりは「コペンハーゲン・アイランドホテル」
去年、オープンしたばっかのピカピカのホテルだった。
ガイドブックにも載ってなかった。
懸命にNETで検索して場所のアタリをつけておいた。
フリータイムがあるんで、場所は切実である。
名前の通り、島に建ってる。
この辺りは、埋め立て再開発地区って感じである。
運河にかかる橋を渡るとエントランス。
ってえな、シャレた造りなんだけど・・・。
その運河が淀んで、ゴミだらけで、めっちゃ臭い。
部屋の窓なんか開けられやしないわよ。
デザイナーズホテルってなふれ込みである。
あらゆるところが凝ってる。
部屋もいろいろ凝ったデザインになってた。
けど、どうもデザインしかアタマになかったんだべな・・・。
まったく機能的じゃない。
めっちゃ使い難い部屋だった。
- 晩メシ
ホテルのレストランで晩メシ。
20:00っくらいのスタートである。
この時間帯になると毛唐の団体とダブってしまった。
料理がなかなか出て来ない。
ホントなら日本人の団体を先に片付けて・・・て思惑だったんだべな。
悪いのは「スカンジナビア航空」である。
まず、ビール。
さっき飛行機の中でも飲んでたべや・・・。
でも、飲むんである。
ここは「Carlsberg」の本場である。
自動的にこれが出てくる。
600mlで50DKR(デンマーク・クローネ)(約1,100円)。
少しだけ安くなったような・・・。
ま、常軌を逸してることに変わりはないけど・・・。
- メニュー
結構、気合の入った料理だった。
最初にオシャレな盛り付けの「サラダ」が出た。
フランス料理みたいである。
こんな本格的な「サラダ」は初めてだった。
でも、好みで言うともっと酸っぱいドレッシングが欲しい。
メインは「タラのグリル・ロブスターのムース乗せ」
お約束の「ボイルド・ポテト」も添えてある。
見た目がキレイだったけど、最初ナニモノかわかんなかった。
ウェイターに訊くと「ロブスター・スプレー」とか。
味は・・・ちょっとボケてた。
でも、ドラエモンのポケットで、どうにでも対応可能である。
デザートは「チョコレートアイスケーキ」
これが又、でかいっ!
馬が喰うんじゃないんだから・・・。
でも、美味かった。
苦しかったけど全部喰っちゃった。
やっぱ、デザイナーズホテルである。
料理も見た目重視ってこって・・・。
☆は2つ半かな・・・。
- 作戦会議
もう、すっかりメンバーの気心は知れた。
どのテーブルもえりゃあ盛り上がり方である。
話題は「コペンハーゲン」攻略法。
2泊出来るので、かなり有効に使える。
まずは今夜、どうするか?
明日の夜はどうするか?
そして最終日のフリータイムをどうするか?
大議論である。
我が家は・・・。
なあ〜んにも考えてない。
方向定まらず・・・。
特に希望も出ない。
そう言う時は寝るに限る・・・。
みなさん、元気に出掛けて行った。
「チボリ公園」や「ストロイエ」がメインだったらしい。
「K玉夫妻」は「ジャズ」のライブハウスに行ったとか・・・。
おとなしく寝たのは、我が家と「藤I夫妻」っくらいだべ・・・。