フライト前のこと【8/6】
- 「後ろ髪」
いよいよ出発である。
時間を逆算したら5時起きだった。
ま、慣れてるけど・・・。
朝メシは大盛りである。
冷蔵庫の残り物を全部片付けた。
猛暑に備えて、窓を開けたままロックした。
以前は、実家のば〜ばに留守番を頼んでた。
お坊ちゃまのお守りをお願いしてた。
でも、お坊ちゃまが体調を崩してからはさすがに頼めなくなった。
去年の夏は「F沢動物病院」にお願いした。
「ドクターF澤」は自宅の部屋で面倒みてくれた・・・。
ホンットによくケアしてくれたと思う。
でも、心配だった。
「後ろ髪」どころの騒ぎじゃなかった。
「ノドのホネ」でも済まなかった。
「胃袋の鉛」を抱えたまんまの気分だった・・・。
植木の水遣りは「ドクターS々木家」にお願いした。
ベランダ・ガーデニングで山の様な植木があった。
「S々木夫妻」には毎日のように我が家に通って頂いた。
有り難いこってあった。
今年は両方とも、その心配もなくなっちゃった・・・。
- NEX
トシを喰ったと思う。
成田が遠く感じる。
ホントは「快速エアポート」っという名の鈍行でも行ける。
でも、通勤客に囲まれて2時間半はしんどい・・・。
シートも固いので、ケツが痛くなる。
とっととNEXを予約した。
東京駅で乗換えれば、あとは空港まで直行。
そりゃ、楽である。
スーツケースは宅配便で送っちゃったし・・・。
ニンゲン、楽なことを覚えちゃうと後戻りは難しい。
飛行機は「スカンジナビア航空」
久々に空港第1ターミナルだった。
嫁さんがNEXの切符を買いに行ったら窓口で訊かれたそうな。
「どちらのターミナルですか?」
嫁さんは、意図がわからないけど第1と答えた。
渡された切符の指定席は1号車だった。
第1ターミナルの改札口はまったく真反対にある。
てんめえ〜っ!
- 両替
北欧4国は全部通貨が違う。
フィンランドだけは「ユーロ」を使える。
あとはそれぞれの国の「クローネ」っとかいう通貨だ。
それぞれ、ちょっとずつデザインもレートも違う。
添乗員から事前に電話があった。
空港で両替した方がいいそうだ。
現地の両替は手数料が高くてバカらしいとか・・・。
旅程表を引っ張り出して、日程を確認。
それぞれの国の食事の回数を数えた。
どうせ、食事のたびにビールを飲むに決まってる。
ビール代プラスアルファの計算をする。
レートは3カ国とも1クローネが約20円っくらい。
初めて見る紙幣なので見分けがつかない。
それぞれ袋に入れて混ざらないようにしないと・・・。
あ〜、めんど!
- 再会
集合カウンターに行った。
ツアー会社の窓口が並んでいる。
”え〜っと、「JТB」の窓口はどこだ・・・?”
キョロキョロしちゃう。
ん?
何か、見覚えのある顔が・・・。
「あ゛〜〜〜〜っ!」
何と、「山中律っちゃん」だった。
5月にギリシャに行った時の添乗員である。
満面の笑みである。
嫁さんとハグハグしたりしてる。
相変わらず天真爛漫って雰囲気である。
「狭いモンだねえ〜っ!」
「まさかねえ〜っ!」
せっかくなので、記念写真を撮った。
あとでメールで送ってやるべ。
今回の添乗員も騒ぎに気がついたみたい。
きゃ〜きゃ〜はしゃぎ過ぎたかな・・・?
- 集合
今回の添乗員は「ヒロミさん」
いかにも「JТB」らしい、真面目な雰囲気だった。
っとは言っても添乗員である。
ハンパな根性じゃやってらんない。
それなりに太い神経は備えてると見た。
集まった客も真面目そうだ。
やっぱ「JТB」は客層がちょと違うんだべか?
参加者は21名。
ペア10組と1人連れが1名ってことだった。
でも、集合したら5人不足だった。
何だ、そりゃ・・・?
大分遅れて1人来た。
「近Dさん」という妙齢の女性だった。
これが1人連れのヒトか・・・。
あとでわかったが、残り4名はビジネスクラスだった。
専用ラウンジで待機してたって事らしい。
それも「JТB」らしい・・・。
- 南ウィング
第1ターミナルは、この春リニューアルした。
長いこと、閉鎖されてた南ウィングがオープンした。
スター・アライアンスはここに集結した。
あんまり久し振りで、ほとんどお初と変わらない。
どこに何があるかわかんない。
わかってるのはローソンの場所だけだ。
いつも通り、ここで「いなり寿司」や「おにぎり」を仕入れる。
非常食、兼夜食である。
ちょっと、小腹が減った。
搭乗前に軽く何か喰うことにした。
うどんチェーンの「杵や」があった。
これで十分である。
一番シンプルな「讃岐うどん」をオーダー。
ま、びっくりしないけど、外さないってこって・・・。