祭りのあとのことⅡ

  • 芝の王者

 日曜日は、三島から帰って来たのが22:00過ぎ。
シャワー浴びて、一段落したらもう0:00近かった。
それでも何とか「ウィンブルドン」は見た。
こっちはとてもいい試合だった。
 ま、順当な勝ち上がりではあった。
決勝は注目の一戦。
フェデラー」対「ナダル」だった。
最近のテニス界の両雄である。
フレンチオープン決勝とまったく同じ顔合わせ。
フレンチでは「ナダル」が優勝した。
 でも、今回のサーフェスは「フェデラー」得意の芝である。
フレンチのアンツーカーとは全然違う。
すべてのタマがイレギュラーすると思ってもいいっくらいである。
そこに加えて「フェデラー」の巧さ。
いろんなタマを打つし、ペースを変えるし・・・。
ナダル」がどこまでついて行けるか?

  • ラブゲーム

 注目の第一ゲーム。
びっくりした。
フェデラー」は「ナダル」のサービスを3連続ブレーク。
第一ゲームは「6−0」ラブゲームで終わってしまった。
時間にしてホンの20分。
あまりにもあっけない・・・。
 「ナダル」も慌てたべな。
ほとんど、テニスをさせてもらえなかった。
多分、どうしていいかわかんなかったんだべ。
ナダル」のサービスはかなりスロープレーだった。
実質の時間は15分っくらいだったかも・・・。
 「フェデラー」はほぼ完璧だった。
サービスはポンポン入る。
芝を意識してスライスボールを多用する。
ストロークも全体にスピンの量よりスピードを重視してた。
改めて、その強さに驚いた。

  • キホン

 ま、予想通りの結果ではあった。
ナダル」も何とか1ゲームは取ったけど、やっぱ敵じゃなかった。
思うようなテニスがさせてもらえなかったべな・・・。
どっちが強いってより、土俵が違った。
土俵の違いがこれだけ響くスポーツも珍しいかも・・・。
 「フェデラー」は”芝の王者”の貫禄十分だった。
しかもますます強くなった気がする。
今回のテレビ中継で嬉しかった事があった。
超スローモーションである。
時々、「フェデラー」のフォームを分析してくれた。
今更ながらびっくりさせられた。
 キホンのキであるフォアハンドストローク
フェデラー」のショットは正確無比。
超スローで見てると、顔がインパクトの位置から動かない。
腕を振り終えても、顔は元の位置に残っていた。
トッププロでさえこれである・・・。
素人がタマを見ないでどーする!
フェデラー」はすごいっ!
”くしゃおじさん”みたいな顔だけど、すごいっ!

  • MBA

 「ワールドカップ」も「ウィンブルドン」も終わってしまった。
この数日の間で引退表明が相次いだ。
ジダン」も「カーン」も引退する。
あの「中由英寿」も29歳で引退。
4年後なら、まだ33歳だけどなあ・・・。
「南ア大会」も決して無理じゃない気はするけどなあ・・・。
考え抜いた結果なんだべなあ。
 4年後の全日本代表チームがどうなってるか・・・?
自分がいつまで影響力を持てるか・・・?
アフリカ大陸で最後まで体調を維持出来るか・・・?
是非、次の目標に向かって走って欲しいね。
 何でもMBAを取得したいとか・・・。
今でも、企業の社外取締役をやってるとか・・・。
ビジネス界に目を向けるところなんか「中由」らしい。
頑張って、日本で一旗揚げて欲しいね。
新サッカー法人を作って、取って代っちゃうとか・・・。

  • 見納め

 「アガシ」も今シーズンで引退する事になった。
芝のコートで「アガシ」の姿を見られるのもこれが最後・・・。
36歳である。
今をときめく「ナダル」に負けて「ウィンブルドン」を去った。
 やっぱ、「アガシ」の試合は面白かった。
プレーも良かったし、試合運びに人柄が滲み出てた。
テニスプレーヤーはみんな根性ワルってな通説をひっくり返した。
あのヘアースタイルで勇気付けられたヒトも多かったべ。
貴重なプレーヤーだった。
 1つの時代が終わった・・・。
っとか言うけどねえ・・・。
何となく思い入れがある・・・。
寂しいねえ・・・。
見ていたい相手がいなくなるのはめっちゃ寂しい。
ホンットに寂しい・・・。