「こまわりくん」のことⅡ

  • 被告

 被告のキャラはまったくわかんない。
当時は少年だったとかで、メンも割れてない。
限られた報道の情報だけで想像するっきゃない。
危ういと言えば危ういけど・・・。
 新聞で、被告の手紙ってのが紹介されてた。
ホントかどうかはわかんないけど・・・。
一審判決の出る前後に、知人に送ったとか・・・。

「被害者さん(遺族)はちょうしづいてる」
「犬がある日かわいい犬と出会った。・・・そのまま『やっちゃった』・・・これは罪でしょうか」

 わっかりやす〜い!
たちまち、被告のキャラが想像出来ちゃう・・・。
実に自分に正直な少年だったんだべさ。
 でも、ホントだべか・・・?
ちょっと、眉にツバつけたくなる・・・。
今どきの若い衆がそんなに正直だべか?
そんなにストレートに本音を吐くモンだべか・・・?

  • 命貧乏

 ま、少なくとも往生際は悪そうである。
最高裁判決の前に、弁護士に語った心境ってえのも載ってた。
これもホントかどうかわかんないけど・・・。

「死刑は否定しない。でも、もし許されるなら、罪を償った後に殺して欲しい」

 何を今さら・・・。
とっとと死んで償えば・・・?
ってのが被害者の夫の気持ちだべさ。
夫だけじゃない。
庶民感情に照らせば、誰でもそう思うんじゃないべか?
 多分、「償い」なんて言葉の意味がわかっていやしないわよ!
弁護士から入れ知恵されて使ってるだけだべさ。
又、しばらく税金で喰わせるんだよなあ・・・。
無駄ガネ使いやがって・・・。
定額減税も無くなっちゃうのに・・・。
とっとと「こまわりくん」を呼べっ!
「死刑っ!」「死刑っ!」「死刑っ!」「死刑っ!」

  • 失敗作

 弁護士の努力も涙ぐましい。
何とか被告の心象を良くしようと、かいがいしい・・・。
被害者の夫宛に手紙も書かせたそうな。

「判決がどちらに出ようとも、これからも、生きているかぎりにおいて償い、あやまりつづけようと決心する」

もちろん、被害者の夫は読んでないそうだ。
 そ〜言えば・・・。
この被告の一族郎党ってえのは、どうなってんだべ?
いきなり揃って他人になり切ってんかな・・・?
 特に親はどーしてんかな?
とてもいたたまれなくなって、自殺しちゃったとか・・・。
あり得ないな・・・。
そんな感覚の親ならこれほどの失敗作は作らないべ。
製造者責任はどうなってんだべ?
 多分、三つ子の魂って生涯変わんない。
ニンゲンって、そう簡単に変われる生き物だとは思えない。
焼き物みたいなモンで、作り直しは出来ない。
失敗作は失敗作・・・。
使えなきゃ、壊して捨てるっきゃない。
瀬戸物は”埋め立てゴミ”だっけ・・・?

  • 公判部長

 最高検の山元修蔵公判部長のコメントもあった。

「検察側の主張を是認した適性妥当な判決だ。引き続き差し戻し審での迅速・的確な公判遂行に万全を期したい」

 ごく、フツーのコメントだった。
商売柄、他に言いようがないか・・・?
適正・妥当・迅速・的確・・・。
はいはい・・・。
 ホントならヒトコト言って欲しかった・・・。
”判決は「こまわりくん」に頼むべきだった”って・・・。
最高裁は威厳を持って自ら結審しろって・・・。
でも、司法の世界って顔馴染みばっかしって言うしねえ・・・。

  • 検事

 被害者の夫は、事件当時、相当パニくったそうだ。
当然と言えば、当然だべな・・・。
現実がなかなか受け容れられない・・・。
夢うつつみたいな、腑抜けみたいな・・・。
わかる気がする・・・。
最近になってそういう気持ちが理解出来るようになった・・・。
 そんな夫が立ち上がった。
このチカラを与えてくれたのは誰か?
それが山口県の担当の検事さんだったそうな・・・。
その検事さんは、涙ながらに夫に訴えたそうだ。

こんな事を許しちゃいけない。殺された妻子の為にも、世の犯罪被害者の為にも、そして犯罪防止の為にも、この犯人を何とか極刑にしなきゃいかんざきっ!

 それから夫の闘いが始まったという。
以来、7年以上もの時間を費やしてる・・・。
こんな”埋め立てゴミ”の為に人生を変えられちゃった。
何も無ければ、まったく必要も無かった闘いである。
そう思うと、一番悪いのは誰か?
失敗作を野放しにした製造者と、放置国家だべさ!
続きは又・・・。