まおの食欲の雑感97

  • 検診

 大祓(おおはらい)である。
かつ夏越(なごし)で、茅の輪をくぐらなきゃいかんざき。
縄のれんなんかくぐってちゃいかんざき。
トシもトシなんだから、ちったあ穢(けが)れや疫病を祓わなきゃ・・・。
 5月に受けた検診の結果が来た。
ボロボロである。

  1. 血圧 ・・・164〜106(正常値:135〜85)  【要精密検査】
  2. γ-GTP    ・・・103(正常値:0〜80)    【要経過観察】
  3. コレステロール・・222(正常値:130〜219) 【生活注意】
  4. HDL-C   ・・・ 93 (正常値:41〜90)   【生活注意】
  5. 尿酸     ・・・8.3 (正常値:3.5〜6.9) 【要再検査】

血液検査値はあんまり気になんない。
何せ、前の日の深夜までビール飲んでた。
そもそも不真面目である・・・。
 来週、産業医んとこへ出頭するように通知が来た。
そろそろ年貢の納め時かな・・・。
行ってやろうじゃね〜か!
逃げも隠れもせん!
治せるモンなら治してみやがれっ!

  • 高血圧

 でも、血圧はちょっとヤバいかも・・・。
3桁はちと行き過ぎだべ。
整体治療の「田中先生」にも訊いてみた。
「う〜ん、それは内科医に行った方がいいですね・・・」
2桁だったら”気にしない方がいい”っと言っちゃうそうだ。
やっぱ、3桁は行き過ぎらしい・・・。
 血圧は毎日計ってる。
最近は更に減塩モードを強化してる。
でも、ホントの原因はだいたい見当がついてる。
多分、「深夜のビール」「寝不足」「犬傷炎」だんべ・・・。
 今週は2日ほど深夜のビールを抜いてみた。
その分、早い時間にベッドに入った。
でも、暑くて、寝苦しくって、汗びっしょりで、結局寝不足だった。
それでも、この2〜3日、数値に変化が現れた。
150〜95っくらいのレンジに下がって来た。
って事は「深夜のビール」か・・・。
いや、違うと思う・・・。

  • 癒し犬

 今さらながら、お坊ちゃまの偉大さを痛感してる。
どれだけ癒されたことか・・・。
どんなにストレスを抱えて帰って来ても、癒してくれた・・・。
お坊ちゃまの顔を見るとヤなことも忘れられる。
間違いなく、生活の中の大きな時間を占めてた。
 札幌勤務時代の6年間・・・。
多分、お坊ちゃまがいなかったら潰れてたかも・・・。
いろいろ手をかければかけるほど癒された。
散歩して、シャンプーして、ブラッシングして・・・。
 この1年半は、プラス看護と介護だった。
かなりの時間をかけた。
嫁さんが看護・介護にかけた時間は膨大だったべ・・・。
可能な限り、手を尽くした積りではある。
その時間は大変なようで、貴重な癒しの時間だったと思う。
それが無くなった今、癒されない気持ちはどうなる?
きっと、それが血圧を押し上げてんだべ。

  • 食欲

 血液検査の数値とにらめっこするのは辛い・・・。
お坊ちゃまの血液検査を想い出しちゃう。
「F沢動物病院」で毎月、ヘタすりゃ毎週っくらい血液検査をしてた・・・。
最初はカルシウム値を一番気にしてた。
食欲に直結する数値だったから・・・。
 水分を多くとって、利尿剤で洗い出してた。
ステロイド上皮小体亢進を抑えようともした。
意を決して「抗がん剤」治療を開始した。
予想はしていたけど、いろんな副作用が出て来た。
 一番、強く出たのは貧血傾向だった。
ヘマトクリット値」が下がり出した。
これも食欲不振に直結する。
何とか「鶏レバー」を喰って頑張った・・・。
 同時に腎機能が下がり出した。
「BUN」が急上昇して来た。
これも食欲不振につながってた・・・。
 「アガリクス」「サルノコシカケ」「活性炭」・・・。
効くと思われるモンはすべて試した。
”食べることは生きること・・・。”
嫁さんの口ぐせだった・・・。

  • 石屋

 戦闘開始である。
三島の石屋に電話した。
15万円の見積りで発注したのに、12万円の請求が来た。
っかしいなあ〜?っと思ったら、案の定ハンパな仕事だった。
交渉して大部分をやり直しさせた。
もちろん、料金は見積り通りにすると確認した。
そして届いた請求書は15万7千円・・・。
闘うっきゃないべ!
 「立派な墓になったそうで、お世話様でしたね」
「いえ、随分遅くなっちゃって、申し訳なかったですよお」
「いやいや、こちらの希望通りだったと連絡がありました」
「恐れ入ります」
 前置きはこんなとこで・・・。
「ところでさあ、お金の話なんだけど・・・」
「はい・・・」
「開田院で、打ち合せした時に金額を決めたよね」
「はい・・・」
「先の請求書12万円に、プラス3万円の15万円だったよね」
 有無を言わせない・・・。

  • 優柔不断

 「あの、それがですね・・・」
「違ったっけ?」
「あの、お母さんにはお話したんですけど・・・」
「何を?」
「前の請求書は破棄して下さいって事で・・・」
「あ〜、それは聞いてるよ」
「それで、15万円に消費税7,500円で500円は値引きで・・・」
 やっぱし、ば〜ばは話を聞いてたんだ・・・。
相変わらず、耳障りの悪い事は言いたくなかった。
きっと、優柔不断に”はいはい”って聞いてたんだべな・・・。
 「そりゃ、ダメだよ。12万円の請求書も内税だったじゃん」
「ええ、そうなんですけど・・・」
 何だか歯切れが悪い。
多分、お母さんは了解してくれたっと言いたいんだべな。
ところがぎっちょん、カネ払うのはこっちだ。
 「実際は17〜8万円かかっちゃってましてね・・・」
「石が特別だったから・・・?」
「ええ、何せほとんど造り直しだったモンですから・・・」
「そりゃ、有難いと思ってるけど、約束だもんね・・・」
「ホントは少し上乗せ欲しいんですけどねえ・・・」
「こっちもその積りで予定しちゃったからさ・・・」
「わかりました。いいです・・・」
「悪いね。早めに振り込むからさ・・・」
 交渉成立である。
戦闘体制解除・・・。
お坊ちゃまっ!
近いうちに花を飾りに行くからね〜。