札幌「やすらぎの部屋プラン」のこと

  • 「癒し」

 今回の札幌旅行のテーマは「癒し」
心も身体も癒したい・・・。
昔の仲間と「合宿」して、飲んで、喰って、しゃべって・・・。
温泉もゆっくり味わいたい。
 今夜の宿泊は「札幌JRタワー」である。
JR札幌駅の再開発で建てられた高級ホテル。
宿泊代も概ね15,000円近辺で決して安くはない。
レストランも有名な「ミクニ」なんかが絡んで高級ムードである。
さすがに従業員教育も行き届いている。
確実に心地良さを提供してくれる。

http://www.jrhotels.co.jp/

 22階にスパフロアがある。
一般客は料金2,800円。
宿泊客は1,500円と、立派なお値段だ。
スパにはマッサージやアカスリもある。
もちろん別料金だけど・・・。
 嫁さんが、「やすらぎの部屋プラン」ってのを見つけた。
朝食、スパ利用券付き、「やすらぎの部屋」指定。
1部屋32,000円。
部屋は完全な禁煙、マイナスイオン空気清浄機とマッサージ器付き。
いいじゃん・・・。

  • 札幌温泉

 昔、札幌勤務時代にはよくススキノに出た。
毎晩、飲んで喰って・・・。
しまいにゃ、毛ガニの顔を見るのもヤになった・・・。
夜な夜な、飲み歩くのにも飽きてきた。
 そこで、ちょっと趣向を変えて温泉に行ってみた。
ススキノの真ん中に温泉?
あるんだなあ、これが・・・。
ジャスマック温泉」ってのがある。
ちゃんとした本格的な温泉である。
温泉でひと汗かいて、アカスリしてもらって・・・。
普段の不摂生が抜けて行くような錯覚に陥る。
何だかスッキリ・・・。
 んで、スッキリしたところでビールである。
同じビルの中にちゃんと居酒屋があった。
そりゃ、美味いの何のって・・・。
「かあ〜っ!ちっくしょ〜っ!」
結局、やってるこたあ一緒だべさ・・・。
 「札幌JRタワー」も温泉を掘り当てたそうな。
22階のスパは立派な温泉である。
ジャグジー、ドライサウナ、ミストサウナもある。
いいじゃん。
久々にあの感覚を・・・。

  • カフェ

 嫁さんは以前にも利用してる。
去年、「ナースS々木」と、このホテルに泊まった。
勝手知ったるモンである。
経験者にいろいろレクチャーしてもらう。
 スパの中にプールバーみたいなカフェもあるそうな。
ここで夜景を見ながら食事も出来るという。
去年来た時は、「ナースS々木」とここで晩メシを喰ったとか・・・。
そこそこいろんなモンがあって、ビールも美味かったそうな。
ふ〜〜ん、悪くない・・・。
 嫁さん情報によると、カフェでは男女が一緒になれるそうな。
へえ〜。
もちろんスパは男女別々になってる。
「スパは裸で入ってんだべさ。どんな格好で合流すんの?」
「確か、バスローブがあったはずだわ」
 去年、どっかのペアがバスローブ姿で食事してたという。
「じゃ、晩メシはそのパターンにしようか?」
「せっかくの『やすらぎプラン』だもん、それもいいんじゃない?」
悪くない・・・。

  • スパ

 作戦を練った。
まず、温泉につかってひと汗かいて・・・。
サウナでたっぷり汗を搾って・・・。
身体がカヒカヒして、軽くなったところでカフェだ。
美味いビール飲んで、軽い晩メシ喰って・・・。
更に温泉でゆったりして仕上げ・・・。
悪くない・・・。
 17:00頃、エレベーターに乗る。
我が「やすらぎの部屋」は31階である。
そこそこ泊り客は多い。
日曜日の晩とは思えない。
見てると団体ツアー客が多いようだ。
 「このエレベーターはシンドラーじゃあんめな?」
「まっさかあ〜、もしそうだったらとっくに死んどらあ・・・」
最近、エレベーターに乗った時のお約束の会話である。
 22階に到着。
フロントでスパ利用券を渡して訊ねる。
「中のカフェで一緒に食事したいんだけど・・・」
「いえっ、カフェは男女それぞれにありますが、一緒にはなれません・・・」
「へ?」
やられたぜ・・・。

  • 絶景

 気を取り直して、とりあえずスパを堪能する。
ここはいいっ!
温泉につかりながら札幌市内が一望出来る。
大通公園」から「大倉山シャンツェ」まで大パノラマ。
最高の気分が味わえる。
 難を言うと、出入りするスタッフの女性が気になる。
ばーちゃんなら気にもなんないんだけど・・・。
どう見てもそこそこ若くて、しかも美人である。
何だか、気恥ずかしい。
ま、札幌は美人が多いから仕方ないけど・・・。
 ドライサウナと水風呂を繰り返してハードに汗を絞った。
長年の不摂生が抜けるような気がする。
いやあ、スッキリしたあ・・・。
これで又、ビールが美味いぜ・・・。
 身支度を整えて、メガネをかけた。
「ん?」
何か、景色が違う・・・。
どうも歪んで見える。
あっ!しまった・・・。
サウナだ!
絶景に見とれて、つい・・・。
絶景はえりゃあ高くついた・・・。