グルメのこと12

 何も、そんなに几帳面に・・・。
って思うっくらい、見事な土砂降りだった。
はいはい、わかりました。
ちゃあ〜んと梅雨に入りましたね・・・。
 テニスレッスンは間違いなく休講。
迷わないから「A賀コーチ」から電話も来なかった。
半分、ホッとした。
昨日、レッスンを2本受けた。
身体中が軋んで、悲鳴を上げてる。
右のアキレス腱が心なしか痛い・・・。
ふあ〜ん・・・っと思ってた。
 さて、せっかくだから残務整理すっか?
貯まったスクラップも整理して・・・。
貯まったblogもやっつけようかな・・・。
あれこれアタマの中で作戦を練り始めた。

  • 「でえと」

 もう1人、着々と作戦を練ってるヒトがいた。
嫁さんである・・・。
「ねえ、美味しいお蕎麦食べに行かない?」
出た!
ヒトの弱いところを突いて来る。
「蕎麦ねえ・・・」
茅ヶ崎のちょっと先の方なんだけど、『でえと』しようよ」
「『でへと』ねえ・・・」
 嫁さんは自身満々・・・。
「道はちゃんと覚えてるから、大丈夫よ」
って言いながら、湘南のガイドブックなんか持ってる。
ふあ〜ん・・・。
 自慢じゃないけど、この街から東っ側には行った事がない。
この街に引っ越して来てから丸9年。
茅ヶ崎も藤沢も鎌倉も行った事がない。
クルマは「湘南ナンバー」のくせに・・・。
 何で今まで行った事がないんだべ・・・?
クルマもあるし、時間だって割けないほどじゃないべ?
その気になんなかったんだべな・・・。
もっと大きな部分を占めていた事があったんだよなあ・・・。
ま、初体験ってこって・・・。

  • 「ハツミチ」

 蜂蜜ではない。
初道である。
我が家には「カーナビ」なんてシャレこましたモンはない。
「嫁ナビ」である。
極めてアナログな世界である。
でも、キカイより良くしゃべるし、飽きない・・・。
 怪しいナビでも何とか蕎麦屋に到着。
「紅がら」とか言う店だった。
なかなか大きな構えだし、イケそうなツラ構えだ。
ショーケースの奥で、若旦那らしき職人が蕎麦を打ってる。
なかなかの手際の良さだった。
 店は満席で待たされた。
待つ間、ヒマなのでメニューなんぞ眺める。
基本の「もり蕎麦」が800円・・・。
いい値段である。
これで美味くなかったら、許されないレベルだべさ。
 蕎麦の種類は多くなかった。
期待の「卵とじ蕎麦」もない・・・。
でも、「カレーうどん」があったりする。
ドンブリモノも結構多い。
「ナンとか弁当」とか、「ナンとか御膳」も豊富。
蕎麦1本で勝負って感じでもなさそうだべや・・・。

  • 迷い

 メニューに迷い始めたら止まらなくなった。
席に案内されても、なお迷う。
嫁さんはとっとと決め打ち。
「【山菜ソバ】!あと、【もり蕎麦】を半分こしようね!」
【もり蕎麦】半分が決まってんだから、あと暖かいソバが1つ決まればいい・・・。
単純な話である。
でも、暖かいソバにお気に入りがない・・・。
その内、違う迷いも湧いてきた。
 ”メシ粒も少し喰いてぇあなあ・・・。”
「カレーうどん」に、ミニおにぎりがついてる。
でも、蕎麦屋で「カレーうどん」もナンだよなあ・・・。
だんだん煮詰まって来た。
 結局、【鉄火丼セット】にした。
鉄火丼】に【ミニもり蕎麦】が2枚ついてる。
とりあえず【もり蕎麦】が半分こ喰える・・・。
どうだ!参ったか!
「何で、蕎麦屋に来て【鉄火丼】なのよ!」
嫁さんが責める。
もっともだ・・・。

  • 相応

 とりあえず、暖かい蕎麦と冷たい蕎麦を味見出来た。
ま、美味かった。
かなり高いレベルである。
蕎麦汁もちょうどいいバランスで美味かった。
 それと意外に【鉄火丼】がスグレモノだった。
土地柄、マグロが美味い。
さらに寿司メシが、かつて喰った事がないっくらい酸っぱかった。
これは好みだった。
ま、好き嫌いはあるべ・・・。
 値段はそこそこ高い。
【山菜ソバ】は1,000円っくらい。
鉄火丼セット】は1,600円っくらい。
決して安いソバじゃない。
でも、許されるレベルだ。
値段相応ってとこだしょか・・・。
札幌の「志の家」にはかなわないけどね・・・。