まおの食欲の雑感95

 二十四節気の”芒種”である。
田植えや麦の刈り入れ時季だべさ。
こないだ、沼津・三島に行った時も田植えの盛りだった。
減反とか、食糧自給率とか、ややこしい問題は置いといて・・・。
とりあえず、なごむ景色だべさ。
 この時季、イネ科の花粉症もある。
最近、どうも鼻の調子が悪くなってきた。
新たにイネ科のアレルゲンも仲間入りしたらしい・・・。
花粉でも無いくせにあつかましい。
花粉症を英語で「Hayfever」って言うそうだ。
「Hay」は「干し草」の事だそうだ。
しゃあないか。
イネ科の芒(ノギ)も結構ややこやしいらしい。
そもそも、芒(ノギ)なんて言葉使わんもんなあ・・・。
馴染みが薄い。

  • 芒(ノギ)

 検索してみた。
いきなり、どっかの獣医さんの記事にぶつかった。
稲とか麦とかの実の外側の固い毛ってイメージらしい。
芒(ノギ)には細っかいトゲトゲがある。
 これがワンコの耳に入る事がある。
ワンコはうざいので、顔をぶるんぶるんやる。
でも、トゲトゲでどんどん奥に入っちゃう。
まず出てこないらしい。
仕舞いにゃ、炎症起こして病院に世話になるっきゃないそうだ。
そう言えば、お坊ちゃまも耳では苦労したなあ・・・。

  • 「バイトリル」

 数日前、嫁さんが小さなボトルを見つけた。
「冷蔵庫にまおちゃんの耳のクスリが残ってたわ・・・」
「バイトリル」だった。
「F沢動物病院」で処方してもらったヤツだ。
お世話になったなあ・・・。
 お坊ちゃまは耳が弱かった。
すぐに外耳炎を起こす。
毎日、かなり気をつけてキレイにしてた。
まおさんの後は、必ずまおシャンして耳の中まで掃除。
掃除は嫁さんの役割だった。
 それでも時々、炎症を起こす。
ここで「バイトリル」登場。
これが、お坊ちゃまにピッタリ合ってた。
1発でキレイに治った。
 でも、このクスリにたどり着くまでは紆余曲折。
あ〜でもない、こ〜でもないを繰り返した。
「ドクターF沢」も試行錯誤。
遂にこのクスリに当たった。
まるで魔法のクスリって感じだった・・・。

  • 「リード」

 こないだ、帰省した時にちょっとした発見が・・・。
お坊ちゃまの「リード」である。
クルマのドアポケットから出て来た。
赤い胴輪型の「リード」で、ほぼ一生モンだった。
仔犬の頃からず〜っとこれで通してきた。
 洗い替えに、ってんで、スペアの「リード」を買ったのは去年。
その時の服に合わせて迷彩柄だった。
これは嫁さんがめっぽうお気に入りだった。
以来、まおさんは迷彩柄になった。
一生モンはクルマに載せて、外出時専用にしてた。
 ところがこの「リード」が見当たらなくなっちゃった。
”っかしいなあ〜???”
大走査線を敷いた。
実家に置き忘れてないか・・・?
クルマのシートの下あたりにころがってないか・・・?
でも、いつしか頭の片隅から消えてしまった。
それどころじゃ無かったもんなあ・・・。
 せっかく出てきたのも何かの縁。
墓が新しくなったら、一緒に葬ってあげたらどうだべ・・・?

  • 墓参り

 帰省の時に、お坊ちゃまの墓参りにも行ってきた。
まだ、新しい墓にはなってない。
でも、1週間早いけど「月命日」のつもりで・・・。
花と線香とパイを1つ持って行った。
沼津のば〜ばも一緒である。
 掃除して、花を活けて・・・。
フレンド前線の通過か、やたら風が強かった。
線香をあげたら、強風で燃え出した。
「危ないからちゃんと始末してった方がいいね」
例によって線香の灰も散乱する。
 結局、線香を消してもう一度掃除した。
何だか墓掃除しに行ったみたいな・・・。
しみじみと供養しに行ったって気がしなかった・・・。
ま、次回には・・・。

  • ソバ屋

 石屋の営業と称する男は予想通りだった。
「納骨」の時に注文を出して、2週間後に電話してみた。
5月の末である。
多分、ウチ忘れてるべな・・・っと思いつつ・・・。
 案の定、返事はソバ屋の出前だった。
「あの石は国産の特注品だったので、今、注文してあります」
「いつごろ届くんですか?」
「う〜ん、6月の10日ごろになると思います」
「じゃ、工事が全部終わるのは6月末っくらいですかね?」
「いや、そんなにはかかんないっすよ。20日っくらいかなあ・・・」
「6月20日には完了って思ってていいの?」
「はい、出来たらお父さんの方にお電話入れますんで・・・」
「じゃ、よろしく・・・」
 もう、この後は催促しない。
そのまま、放っとくべ。
もし、ウチ忘れてたら1年間黙ってるべ。
時効成立で、12万円もチャラ。
それもいっか!