まおの食欲の雑感89

  • ビール園

 御殿場に地ビール園があるそうな。
飲み放題・喰い放題のブッフェスタイルだとか・・・。
2時間で3千円。
お好きなだけどうぞってパターンである。
でも、絶対に3千円分なんか飲食出来っこない。
そう言う向きには、別にアラカルトメニューのレストランもあるそうだ。
 ところが、ブッフェはすぐ予約で一杯になっちゃう。
レストランなら予約は不要だとか・・・。
やっぱ、損得じゃなくって雰囲気なんだべか・・・?
 もう1ヶ月近く前になる。
三島に住む次男坊から電話があった。
お坊ちゃまの「納骨」に合わせて行ってみないか、と提案があった。
沼津に住む三男坊の家族も乗ると言う。
なかなかにぎにぎしい宴になるべや。
ビール園で賑やかに精進落としも悪くないか・・・。
ってんで、この土曜日に予約してもらった。
 「ところで、誰が支払うんだべ?」
嫁さんと話した。
「やっぱ我が家じゃないの?長男だし・・・」
ま、いっか。
せっかくなんだから・・・。
お坊ちゃまの供養に集まってくれるんだから、それっくらい・・・。

  • 温度差

 1ヶ月ってえのは長い。
ま、フツーはそうだんべな。
1ヶ月前の次男坊の電話は、お悔やみの挨拶だった。
そこから発展してビール園の話になった。
でも、やっぱ1ヶ月ってえのは長い・・・。
 昨晩、三島のば〜ばから電話があった。
ビール園をキャンセルしたという。
次男坊も三男坊も都合が悪くなったそうだ。
1ヶ月ってのは長い・・・。
その時は一瞬、情にほだされるかも知んない。
勢いで「ビール園行こう!」なんて言っちゃうんだべな・・・。
でも、1ヶ月も経つと、そんな事なんかウチ忘れる。
”何で、このクソ忙しい時に・・・。”
ってなモンだべさ・・・。
 特にワンコのこってある。
当事者との温度差は天文学的に大きい・・・。
十分にわかっていた積りではあった。
が、いざ現実となるとねえ・・・。
寂しさを通り越して、ちょっと腹立たしくもある・・・。

  • 後片付け

 幸か不幸か、今日のスケジュールが空いた。
お坊ちゃまの「納骨」は13:00である。
日曜の朝出発すれば、十分間に合う。
今日はギリシャ旅行の終戦処理に充てた。
 嫁さんは整骨院やらプールやらで忙しい。
留守の間にスーツケースやら何やらを片付け始めた。
ついでにクローゼットの中も片付けよう。
写真も整理して、お世話になったヒトにメールを送ろう。
記憶を頼りにblogの旅行記も書き始めよう。
計画はこんな感じだった。
 ところが、これがはかどらないんだなあ・・・。
いろいろ、引っ掛かる事が多くて・・・。
大きなキャンバス地のバッグが出て来た。
”よくこのバッグにお坊ちゃまを入れて旅行に行ったなあ・・・”
当然、ホテルはペット禁止。
お忍びで連れ込んで、一緒にベッドで寝ちゃうのである。
”あっちこっち、遊びに行ったなあ・・・。”
・・・・・・・・・。
ちっとも仕事がはかどらない・・・。

  • お土産

 既に嫁さんがお土産の配達を始めた。
まずはプール仲間の皆さん。
あとは「F沢動物病院」の皆さん。
そしてトリミングでお世話になった「Kラヤ」のお姉さん。
実家のじ〜じ、ば〜ばたち・・・。
お坊ちゃまがお世話になったヒトばかりだ。
 そして、嫁さんが世話になったセンセイ・・・。
イナバウアー整骨院」の皆さん。
随分、精神的にも助けてもらったらしい。
 ホントは気持的には形式を重視したかった。
お坊ちゃまの供養に感謝の気持ちを表わしたかった。
「志」か何かのノシでもつけて・・・。
でもなあ・・・。
 嫁さんと党首討論会を開いた。
結果、形式党はカジュアル党に簡単に屈服した。
「軽いノリのお土産の方がいいじゃん」
「ま、ね」
キリギリス夫婦は元々軽いし・・・。

  • 買い物

 夜、我が家の冷蔵庫に買い物に行った。
玄関から歩いて50歩の「スーパーSまむら」である。
花と供え物を買う積りだった。
でも、まだ墓の現物を見てない。
頂いた花だけでも十分過ぎるかも知んない・・・。
「明日、見てからにすっか?」
 供え物はどうしよう?
「干しイモ」を探したけど無かった。
季節が外れてるもんなあ・・・。
「じゃ、ササミとかカステラとかはどうだべ?」
「食べ物は、そんなに置いて来られないかもよ・・・」
 嫁さんの言う事がもっともである。
そうなんだけどね・・・。
気持ち的には何か買って行きたい。
結局、渋々「カステラ」だけ買ってもらった。
気持ちばっかり焦ってんだよなあ・・・。
しょうがねえなあ・・・。