クルマ絡みの雑感Ⅸ

  • ショック

 先週、かなりショックな事があった。
結構、ショックで落ち込んだ。
”どうしたんだべ・・・?”
”おめえ、ホントに自分か・・・?”
っくらいに思えた。
 自分ってこんな事するの・・・?
何で・・・?
何がそうさせたの・・・?
っみたいな・・・。
ある面、新たな自分を発見した気がした。
 同時に不安になった。
そんなんだったら危なくってしょうがない。
自分が信用できないじゃん・・・。
一から自分を見直した方がいいかも知んない。
それっくらいショックだった。

  • 親子連れ

 先週末もテニスのレッスンに行った。
約2ヶ月のブランクから復帰して2回目だった。
嫁さんは「腱鞘炎」でテニスどころの騒ぎじゃあない。
バッグを担いで、1人で駐車場へ向った。
 マンションの地下駐車場に行くと、親子連れがいた。
おとーさんと幼稚園児っくらいの女の子だった。
見たことないなあ・・・。
4月から引っ越して来たヒトかも・・・。
「こんちわ〜っ」
っと言いながら駐車場に入って行った。
「あ、どうも・・・」
何だか駐車場の扱いが不慣れな様子である。
 我が愛車の乗ってるパレットを持ち上げる。
もちろん、電気仕掛けである。
ボタンを操作しながら準備運動でスクワットなんかする。
親子連れも向かいのパレットを操作してる。
女の子はヒマと見えて、ぴ〜ぴ〜言ってる。
何とも平和な景色だなあ・・・っとかぼんやり考えてた。

 突然、おとーさんが言った。
「済みませんが、先に出て下さい。出し難そうなので・・・」
不意をつかれた。
ぼ〜っとしてたんだべなあ・・・。
「あ、わかりました・・・」
ちょっとだけ急いだフリしながらクルマに乗り込んだ。
クルマをマンション前の道路まで出すつもりだった。
 確かに決して広い駐車場ではない。
慎重になる気持ちもわかる。
親子連れは向かい側のパレットの前で待ってる。
”ちょっと邪魔なんだけどなあ・・・。”
クルマを前進させようとしても動かない。
”ま、ちょっと小回りすればかわせるべ・・・。”
早めにハンドルを切る。
 っとその時、「バッコンっ!!」とすごい音が・・・。
一瞬、何が起こったのかわかんなかった。
”えっ?うそ?”
クルマの後部がコンクリートの柱に引っ掛かったのだ。
”そんな、バナナ・・・”
血の気が引いた。
パニクった。
っが、何事も無かったような顔でクルマを出した。
親子連れが固まってたのは当然だべな・・・。

  • 自己嫌悪

 あとで確認して、自己嫌悪に陥った。
ぶつけたのは何と後部ドアだった。
オーバーフェンダーとか、後ろのバンパーならまだわかる。
ちょっと目測を誤った程度である。
”後ろのドア・・・?”
”この自分が・・・?”
ショックは大きい。
 嫁さんの嬉しそうなこと・・・。
「そう言う事ってあるのよねえ〜、アタマと身体が別な事するみたいな・・・」
仲間が出来たと言わんばかりである。
「トシとともにそうなるのよ・・・」
得意満面・・・。
「カタチあるモンは、いつかは壊れるのよ・・・」
茶碗や掃除機と一緒にしないで欲しいな・・・。

  • 虚け

 そう言われてみれば、確かにドジが続いてる。
こないだも窓枠に手を掛けたまま、サッシを閉めてしまった。
痛いの、痛くないのって、そりゃあもう、あんた・・・。
アマカワがべろんと剥けてしまった。
 その前にはダイニングテーブルとイスの間で指を挟んだ。
ヒトにやられた訳じゃない。
自分でイスを動かして挟んでる。
・・・救い難い。
 今日もミネラルウォーターの段ボール箱を足の上に落とした。
一瞬、声が出なかった。
”えっ?何で?”
って後からびっくりする・・・。
 虚けてるんかな・・・。
気をつけないと・・・。
クルマっくらいへこんでも、相手がヒトじゃなくって良かった・・・。
ちょっとくらい痛くっても、骨折しなくって良かった・・・。
ヘンにポジティヴなんだよなあ・・・。