クルマがらみの雑感Ⅷ

  • コンパクトカー

 売れ行き好調らしい。
ダイムラー・クライスラーの新コンセプトカーである。
5ドアでシートを倒してワゴンとしても使える。
フロントグリルにはちゃんとベンツマークが付いてる。
言わば「ミニベンツ」かな・・・。
 今や、世界中で小型車に眼が向いてる。
何せ、ガソリンが高い。
アラブのアブラが高騰した所為だ。
ちょっと前の2倍以上である。
ガソリンばらまきカーは相手にされない。
 テレビ東京の「WBS」で取り上げられた。
嫁さんがえらく熱心に見てた。
「このクルマいいわねえ・・・」
あべっ!

  • クルマ戦略

 日本では軽自動車が絶好調。
今や、全メーカーが軽自動車を扱ってんじゃないべか?
これは必然かも・・・。
 何せ「勝ち組」と「負け組」がはっきりしてきた。
日本では「中流意識層」ってのがどんどん減ってる。
何ってったって圧倒的に「勝ち組」の数は少ない。
ってえ事は高級車の台数がはけない。
 困ってるのは外車である。
高級外車路線一本槍って訳にゃいかなくなった。
今までは国民総中流意識に支えられてた。
結構、勘違いして高級外車を買ってくれる「お客様」がいた。
まさに「お客様」だった。
でも、「負け組」意識になったら見向きもしない。
 そこで新コンセプトを出さざるを得ない。
やっぱコンパクトカーだべさ。
それでも「負け組」はどうせはなっから手が届かない。
残り少ない「中流意識層」を狙おうって魂胆である。
嫁さんは「負け組」なんて想像もしてないべなあ・・・。

  • クルマ離れ

 元々は結構クルマ好きだった。
今でも決して嫌いじゃない。
でも、最近は随分優先順位が下がっちゃった。
クルマに500万円かけるなら、海外旅行に10回行った方がいい。
何でだろう?
 ドライブ環境が変わった事は大きいべな。
本来、ドライブは楽しいはず。
実際、昔はステアリングを握ってる事が楽しかった。
最近はなるべく乗りたくない。
 クルマに乗ってると不愉快な思いをする事ばっかし。
マナーとか、思いやりなんて毛ほども無くなっちゃった。
しかもヘタクソが多い。
ヘタクソな上に無神経だから始末が悪い。
 いつの間にか眉間にシワが寄ってる。
「てんめえ〜、ふざけんなよ!」
独り言が増える。
思わずクルマを降りて行きたくなる事もしばしば・・・。
「あっぶないわねえ〜!何考えてんのよ!」
助手席で嫁さんも呟くくらいだからしゃあんめな・・・。

  • 外車

 決して外車カブレって訳じゃない。
でも、純粋にクルマ好きから見るとやっぱ外車の方が魅力があるなあ・・・。
デザインにしても、コンセプトにしても・・・。
視点がぜんぜん違う気がする。
値段とか燃費とか考えなきゃ「コブラ」って乗ってみたいなあ・・・。
 よく、ホームセンターの駐車場なんかで痛感する。
クルマのドアの音ってずいぶん違うモンだ。
軽自動車は、ま、置いといて・・・。
国産車のドアの音ってみんな「ペッカン」って聞こえる。
思わず笑いそうになる。
ブリキのオモチャじゃあるまいし・・・。
 ウチのクルマのドアの音は「ズシン」と響く。
17年も昔のクルマだから・・・。
乗っててちょっとやそっとぶつかっても死なないべなって思う。
何とも言えない安定感・安心感・信頼感。
今のところ、ウチのクルマより魅力的に見えるクルマって無いなあ・・・。

 さすがに最近は愛車にもあっちこっちガタが来てる。
でも、心臓たるエンジンは絶好調である。
そうは言っても次代を担うクルマも考えなきゃいかん。
実用性だけ考えるなら絶対国産車だべな。
ってんで、たまに気にして見てる。
 ところが食指が湧かないモンでぜんぜん覚えられない。
どれもこれもみんな同じに見えちゃう。
見てすぐわかるクルマは数少ない。
コペン」「ジーノ」「フェアレディZ」「bB」・・・。
よっぽど個性があるクルマしかわかんない。
 夜、クルマを転がしてたら前にヘンに目立つクルマが・・・。
テールランプがやたらにハデで眼に刺さる。
ゲームセンターかパチンコ屋みたいである。
よく見ると「FUGA」っとか書いてある。
何だ?
カラオケかなんか搭載してるんだべか?
「ふがっ、ふがふが、カラオケふがっ」んなんちって・・・。