イタメシ屋の雑感Ⅸ

  • リニューアル

 昨日は非日常からの脱却の仕上げに外食へ・・・。
さて、何を喰うか?
またまたアタマの中は真っ白。
嫁さんがアタマをグルグル回転させてる。
こういう時は高速回転する。
便利なアタマである。
 「そうだ、『サルサ』がリニューアルしたのよね」
ほう・・・。
冒険か・・・?
でも、まったくの冒険でもない。
以前の味なら覚えてる。
 基本的にイタメシ屋である。
多分、北イタリアのさっぶ〜い地方の料理だんべ。
この街では老舗の部類に入ってると思う。
以前、2〜3回足を運んだ事がある。
いろんなモノを喰ったけど評価としてはあんまり芳しくなかった。
以来、もう何年も行ってなかった店である。

  • 口コミ情報

 確かに内装は変わっていた。
結構、明るくて、さっぱり系でいい!
でも、「禁煙席をお願い」したら分煙してなかった。
ま、客が2組しかいなくて、タバコは吸わなかったので事無きを得た。
平日の夜なんてこんなモンなんだべか?
でも、これから分煙は必須だべさ!
 嫁さん情報によると味もリニューアルしたとか・・・。
メニューを検討する。
2人で黙々と端から端までメニューを読む。。
ヤに時間がかかる。
ハラが見えてる。
警戒してるのである。
如何に外さないか、危険を冒さないか・・・。

  • アブラムシ

 味は基本的には変わってなかった。
決してしょっぱかったり、味の素臭かったりはしない。
むしろ味そのモノは悪くない。
問題はアブラである。
これは趣味の違いだんべなあ・・・。
 まず、ビール。
残念ながら「キリン一番搾り」だった。
アサヒスーパードライ」もあったけど、小ビンだった。
それも寂しいやね・・・。
ま、いっか。
まず、つまみを少しオーダー。

  • メニュー

【シーザースサラダ】
 これだけでハラ一杯になっっちゃった。
レタス・セロリ・トマト・マッシュルームはいい。
嫁さんの嫌いなタマネギも大きくカットされてるのでノープラモデル。 
 問題はベーコンとクルトンである。
厚さ7mmで小指っくらいの肉々しいベーコン。
たっぷりとアブラを吸ったコテコテのクルトン。
この両者がえりゃあ重たい。
クルトンはさすがに残した。
【カキのオーブン焼き】
 これも重量級だったなあ・・・。
素焼きが喰いたかった。
カキそのものは美味かった。
 何せ、パン粉が多過ぎる。
元々多いアブラと合体して更にモタつく。
嫁さんが耐え切れなくなってフロアスタッフに頼んだ。
「すいません、レモン下さい」
「はいはい、何でもお申し付け下さい」
スタッフのサービスは一流だった。
ペスカトーレ
 嫁さんのメインディッシュはこれ。
ボリュームたっぷりのペスカトーレだった。
見るからに具が多い。
パスタと具が半々っくらいの割合だったべ。
ワタリガニなんてほぼ1パイ分入ってたべ。
サービス満点である。
 えも、トマトソースが少し変わったかも・・・。
ただ、見ただけでわかるっくらいアブラっ気は多い。
嫁さんがこれを選んだ理由・・・。
「一番、アブラが分散されるから・・・」
【イタリアンハンバーグ】
 これがあると思ってこの店をOKした。
逃げ道としては最適である。
やっぱ銀シャリだべさ。
さすがにライスにはアブラを使わない・・・。
 付け合せに珍しい「レンズ豆」が乗っていた。
ハンバーグそのモノはノープラモデル。
その下に子どものビーサンっくらいのベーコンが敷いてあった。
厚さも7mmっくらいある。
なかなかのボリュームである。
こっちもドミグラソースが変わった気がする。
ちょっとライトなトマトっぽい味になった。
悪くなかった。
【デザート】
 ま、ハラ一杯喰った。
ボリューム満点だった。
フロアスタッフが「何か、デザートでも・・・?」っと来た。
さすがにドルチェ好きの嫁さんもアウト。
「とてもとても、お腹いっぱいで食べられないわ」
気持ちはわかる。

 身体中にアブラが行きわたった気がする。
ど〜も、我が家のオリーブオイルとぜんぜん違うんだよなあ・・・。
何かサラダオイルか何かのような・・・。
一晩寝たらアブラムシになってるかも・・・。
 よく欧州旅行に行って苦労するヒトがいる。
何故か体質的にオリーブオイルが合わないという。
そうなると喰えるモンがなくって気の毒である。
そんなヒトでも当店ならOKじゃないべか?