トリノオリンピックのこと

  • 開会式

 トリノオリンピックが開幕。
世界中からいろんなトリが集まった。
「チュン、チュン」
「ピャ〜ッ、ピャ〜ッ」
「コケッ、コケッ」
なかなか賑やかである。
競技種目は「スノーバード」のみとか・・・。
あるか!そんなモン!
 イタリアと日本の時差は8時間。
開会式は日本時間で午前4時からだった。
じょーだんじゃないべや。
さすがにそんなに起きてらんない。
かと言って、早起きする元気も無い。

  • 五輪ビジネス

 翌日の夜、録画の開会式を観た。
ハデハデでビジネスってえ言葉がピッタシだんべな。
すごいカネかけたショーである。
照明・音響・花火なんかもすんごい。
マスゲームもケタ外れである。
 フェラーリも出て来た。
オノ・ヨーコピーター・ガブリエルも出た。
パバロッティソフィア・ローレンも登場した。
ソフィア・ローレンは相変わらず怖かったけど・・・。
トンバ天狗も聖火を持って走った。
聖火台は50m以上の高い塔になってる。
大会中、街中どこからでも見えるという。
 豪華である。
えりゃあ、カネかけてる事は良くわかった。
何故、ここまでやらなあかんのやろ・・・って思った。
目的はスポーツやんけ?
もっとスポーツそのものにスポット当てりゃいいのに・・・。

  • 放映権

 又、トンでもない値段なんだべな。
中継用の器材もハンパじゃない。
メディアセンターには400台のモニターが並ぶ。
カメラも鬼のように沢山持ち込んでる。
しかも映像がやたらにキレイである。
 初日にいきなりモーグルの競技があった。
テレビの映像を見てひっくり返った。
スタート地点から下まで見通すアングル。
スタート前の表情のアップ。
滑っている途中の移動カメラ。
すぐ横を一緒に滑っているようなアングルもある。
 更にエアのアップ。
下からゴールするまでの遠景アングル。
空中からの鳥瞰もある。
何でもこいである。
長野の時とはえりゃあ違いだ。
ここまでやらなあかんのやろか?

  • 象徴

 オリンピックは先進国の豊かさの象徴かも・・・?
科学万能の象徴かも・・・。
湯水のごとくカネをつぎ込む。
ビジネスだから客を集め、放映権を高く売る。
結果的にガッツリもうけるんだべな・・・。
 そろそろ発想の転換もいいかも・・・。
スポーツ大会なんだから、余計なセレモニーは止めちゃう。
甲子園の高校野球並みでいいべや。
花火とかヒカリモノも一切なし。
IOCがブクブク肥えたってしゃあんめな。
浮いたカネは途上国援助基金とかに使えばいいじゃん。

  • 採点競技

 基本的に採点競技は嫌いだ。
アテになんない。
個人の好みに左右される。
審査員の採点能力にも左右される。
能無しに採点された選手なんて目も当てらんない、
更に賄賂(マイナイ)もあり・・・。
何がホントなのか訳がわかんない。
 冬季オリンピックってえのは採点モノがやたら多い。
スピードスケートが一番わかりやすい。
それでもショートトラックなんて訳がわかんない。
後味の悪い場面を良く見る。
 モーグル期待の上村選手は5位に終わっちゃった。
猛練習した「3D」っとかを完璧に決めたけど、ダメだった。
今回は派手なエアより堅実なターンを重視したとか・・・。
そんな事、聞いてね〜よっ!

  • ルール変更

 ウィンタースポーツのもう1つの特徴。
ルールは欧米人の為にある。
白人が勝てないルールなんて許せない。
有色人種に有利なルールはどんどん変える。
それがヤならよせってか!
 ジャンプしかり、複合しかり、フィギアスケートしかり・・・。
やりたい放題だべさ。
ジャンプの選手なんか気の毒だべ。
悩んで、悩んで、やっと新ルールに対応する。
すると又、ルールが変わる。
良く付き合ってると思って感心しちゃう。
 ノーマルヒル・ジャンプで原田選手が失格になった。
ルール違反だそうだ。
体重が200g不足だったとか・・・。
あずましくな〜い。
牛乳1本飲んでから飛べば・・・。
もしくはトイレに行かずに飛んどけば・・・。
バカらしくってシャレにもなんない。
 何なんだ?そりゃ?
だったら風向きも風速も全部統一しなきゃおかしいべや。
何だか興醒め。
多分、もうテレビ見ないべな・・・。