まおの食欲の雑感65

  • 駆け込み

 今日もベルサッサで帰宅。
40分のパワーウォーキングである。
家に着く頃には、じんわりと汗ばんで来る。
さあ、今日もビールが美味いぞお〜!
 「ただいまあ〜」
玄関を開けると嫁さんが立っていた。
うぉっと〜、びっくりしたあ〜。
何だべ?
お帰りなさいのブチュッとか・・・。
・・・あり得ない!
 「今からすぐまおを病院に連れて行きたいの・・・」
「へ?」
「今日は特に咳がひどくって先生に電話したのよ・・・」
何か、咳のテンポがやたらに速くって心配になってしまったとか・・・。
「ドクターF沢」はすぐ連れて来て下さいとのこと。
頭の中のビールは粉々に砕けた。

  • 激やせ

 病院でまずは体重測定。
7.2kgまで減ってた。
これって8年前に病院で最初に登録した数値に近い。
元の体重ではある・・・。
でも、筋肉の付き方がぜんぜん違う。
 お坊ちゃまの食欲はゼロらしい。
嫁さんが強制給餌で闘ってるけど、はかばかしくない。
缶詰の高カロリー食をシリンジで注ぎ込む。
テキもさるもの・・・。
舌べらを上手に使ってペッとか吐き出す。
芸術的である。
 さすがに抱っこすると軽い。
身体中の骨がゴツゴツ当るようになっちゃった。
ちょっとダイエットし過ぎだべさ・・・。
足元もフラフラしてる。
何だかこころもとないなあ・・・。
ひどい咳で体力を消耗してるんだべなあ・・・。

  • 鎮静

 不思議な事に病院に着いた頃には咳は止まってた。
待合室にいる時も静かなモンである。
時々、消え入るような声でコホコホする程度。
それはそれで不安になる。
 「ドクターF沢」も不安になったんだべ。
その内、診察室から出て来た。
「咳、止まってますよねえ・・・」
「何だかねえ・・・。昼間とぜんぜん違うんですよ」
嫁さんがフォローする。
「咳止めの注射しようと思ってたんですけど、これなら要らないでしょう」
ってんで、飲みグスリだけもらって来た。
 どうしたんだべ?
良くはわかんないけど、両方考えられる。

①体力が弱ってしまって大きな咳をする元気がない

②「イフ」ペンダントが効力を発揮してきた・・・

ひょっとすると、ひょっとするかも・・・。

  • ハーブ湯

 嫁さんは大変である。
お坊ちゃまは散歩もままならない。
大好きな「まおさん」なのに・・・。
足腰がふらついちゃうので、思うように歩けない。
とりあえず、抱っこで外には連れて行く。
でも、ちょっと歩くと固まる。
仕方ないので用だけ足して又、抱っこで帰宅。
 「まおシャン」もままならない。
シャワーを浴びる状態じゃあない・・・。
仕方がないので、洗面所で沐浴。
これがなかなか大変である。
ここでブルブル身震いなんかされた日にゃ、あんた!
 沐浴はハーブ湯である。
このハーブにも一応効能らしきモンがある。
神経痛や風邪・咳・・・。
ニンゲン用だからなかなか贅沢である。
 お坊ちゃまはハーブが大好き。
何だかとっても気持ち良さげである。
眼をつぶってうとうとしてる。
立ったまま寝てんじゃないべか?
その顔を見てるとホッとする・・・。
お〜い、早く元気になれ〜!