まおの食欲の雑感60

  • 冷蔵庫

 大雪の後の街は冷えきってる。
ほとんど冷蔵庫状態。
こんな顔が痛いっくらいの寒さも久々である。
札幌以来だんべな。
 それでもテニスが出来た。
このタイミングで死ぬほどハードなテニスは貴重だった。
他の事を何も考えない時間がそこにある。
没頭する。
老体にムチ打ってヒザを曲げる。
吹き上がっても何でも諦めない。
気合だ!気合だ!気合だ!気合だ!気合だ〜〜っ!
ホンットに良くやってると思う・・・。

  • 「まおさん」

 待ちに待った「まおさん」である。
ジャケットを着るとお坊ちゃまがムックと起き上がる。
更に部屋のカギを手にすると吹っ飛んで来る。
もう、期待いっぱいの顔である。
とりあえず昨日の怒りは治まったようである。
 さっびい〜〜〜っ!
今日はホンットに冷蔵庫だべや。
ヤ、冷蔵庫より冷たいかも・・・。
お坊ちゃまは積極的に飛び出したけど牛歩である。
3歩進んで小休止・・・。
5歩進んでキョロキョロ・・・。
お〜い!
こんな寒い中で、牛歩戦術使ってどうすんだ?
 さっびい〜〜〜っ!
しょうがない。
テニスのステップをシャドウで練習する。
今日のレッスンの復習である。
”牛歩のシーズーと、1人で踊るヘンなじじい・・・”
きっと通行人の目はこんなとこだんべな・・・。

  • 「まおシャン」

 3日間の入院でお坊ちゃまは大分臭うようになった。
病院の臭いも混じって、何だか病人臭い。
今日はスペシャル「まおシャン」だ。
久々に入念に洗ってやる。
 ガシガシと2度洗い。
特に顔は良く洗った。
お坊ちゃまは顔にシャワーがかかるのが嫌いである。
でも、しょうがない。
背に腹は代えられない。
ちょっとの間、我慢してくれ・・・。
洗濯して乾かしたら嫁さんに散髪してもらうべ・・・。

  • 発作

 突然、お坊ちゃまが引きつった。
「う〜〜っ」とか言ってアゴを出して倒れてしまった。
「おいっ!どうしたっ!」
慌ててお坊ちゃまを抱きかかえた。
何だか身体が硬直してる。
ありゃあ、どうすんべ?
背中を叩いたり、さすったり・・・。
 間もなく「ふ〜〜〜っ」っとか深いため息をついた。
ゼ〜ゼ〜してるけど、何とか元に戻った。
ひえ〜い・・・。
おどかすなよ〜っ。
いやあ〜、肝を冷やした。
こっちが生きた心地がしなかった・・・。
 嫁さんに話すと18日の発作もそれに近かったという。
やっぱ、引きつった状態だったらしい。
息が出来なくなったような感じだったそうだ。
明日、「ドクターF沢」に電話してもらおう・・・。